【祝61歳】皇后雅子さまの絶美なるファッションを、2024年のご活躍とともにプレイバック!|STORY
2024年6月、英国ご訪問時のバッキンガム宮殿晩餐会記念撮影にて。 写真提供/東京写真記者協会 「歓迎式典では、レースがあしらわれたお帽子とレースがあしらわれたスーツに、レースのコートをお召しになっていた雅子さま。馬車で移動される際は、馬アレルギーのためにマスクを着用されていましたが、マスクもレース仕様で、まさにレース尽くしでした。 イギリスご訪問はあくまでも天皇陛下が主役。オールホワイトの着こなしが多かったのは、儀礼的な側面だけでなく、控えめに天皇陛下に寄り添いたいという意味もあったのかもしれません」 裾のデザインまで繊細で美しい、花柄の総レースのアウターは、以前からご愛用のブローチで正面を留められています。総レースですとやや平坦な印象になりがちですが、計算されたブローチ使いでメリハリのある装いに。イギリスの歴史に敬意を示されたレースに、日本での生産が有名な真珠のネックレスとイヤリング、ブローチを合わせた、考え尽くされた国際親善ファッションです。
「両陛下が留学されていた思い出深い場所、オックスフォード大学へ。この日も、白でまとめられていた雅子さま。美しいジャガード織りのジャケットに、同素材のワンピースのスーツをお召しになっています。 珍しく天皇陛下のネクタイの色とリンクしていないのですが、この日の天皇陛下のネクタイは学生時代に使用されていた、オックスフォード大学のもの。ものを大事にされる天皇陛下の誠実さ、また母校への懐かしい思いが強く感じられます」 一見シンプルなショールカラーのスーツですが、ボタンはお着物のような組み紐ボタンで合わせも和装風。イヤリング、ネックレス、ブローチも真珠で統一され日本を意識されています。胸元のブローチは大麦畑のある英国を想起させ、実りを意味する麦モチーフではないでしょうか? 品よく控えめでありながら、ファッションでも国際親善を意識された着こなしです。