【卓球】KM東京、KA神奈川がTリーグ開幕前記者会見。パリ五輪出場の平野美宇、張本美和らも登場
8月22日、Tリーグの男子・木下マイスター東京(以下、KM東京)と女子・木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)のシーズン開幕前会見が木下グループ本社(東京・新宿)にて行われた。パリ五輪代表の平野美宇、張本美和をはじめ、それぞれのチームの選手及び監督が登壇し、新シーズンに向けて意気込みを語った。 KM東京は、昨シーズン監督を務めた倉嶋洋介氏が退任。さらに、篠塚大登、戸上隼輔らが抜け、新たに吉村和弘、横谷晟らが加入。メンバーの顔ぶれも変わり、新たな布陣で新シーズンを迎える。監督代行に就任した王凱コーチは、「今シーズンのテーマは、『明るく、皆さんに愛されるチーム作り』。若い選手、ベテランの選手もいる中で力を合わせて頑張っていきたい」と意気込みを語った。 新加入の吉村は「非常に強い選手がそろっていて、レベルの高いチーム。プレッシャーも感じるが、入ったからにはその舞台でしっかり勝てることを目標にやっていきたい」と力強く語った。世界ランキング7位の林昀儒(チャイニーズタイペイ)とともに、主力メンバーの一人として活躍が期待される松島輝空も「今シーズンは出られる試合では1点でも多く取って、チームに貢献して2連覇できるように頑張っていけたら」と頼もしくコメントした。 最年長でキャプテンの大島祐哉は、チームとしての目標について「KM東京は昨シーズン優勝したがメンバーはかなり変わっている。若い力を見せていきながら、連覇を目指してやっていきたい」とし、個人としては「最年長になってチームのキャプテンをさせていただいている中で、後輩の指導をしながら、勝ってほしいという気持ちがありながら、その中で出たところでしっかり勝って、勝点に貢献したい」と語った。 またKA神奈川は、昨シーズンに続き中澤鋭監督がチームを率いる。「今年はチームとしてはTリーグで優勝できるように、そしてチームが世界の頂点に立てるように頑張りたい。世界の頂点に立つためには技術の強化だけでなく、心の育成も重要。感謝の心を育成していきたい」(中澤監督)と語った。 昨シーズンに続いてKA神奈川でプレーする長﨑美柚は 「パリ五輪が終わってすぐにTリーグが開幕するが、また次のオリンピックに向けてレースが始まる。チームとしては王座奪還を目標に、チーム一丸となって、同じ目標に向かって頑張っていきたい」と4年後のロス五輪も視野に入れたコメントを残した。 今シーズンキャプテンを務める平野は、Tリーグの見どころについて「オリンピック、国際大会に出場していた海外、国内の選手が出場するのでぜひ会場に足を運んでいただきたい。KA神奈川はみんながすごく明るい。そこも注目してもらえればうれしい」とし、さらに今シーズンの目標については「1度優勝したことがあるが、前回は負けてしまったので、王座奪還できるように頑張りたいし、個人としては一番歳上になるのでプレーでも生活面でも少しでも引っ張れるように頑張っていきたい」と意気込んだ。