『葬送のフリーレン』や『SPY×FAMILY』 種﨑敦美 会社員から声優へ「気が済むまでやるべき」
『葬送のフリーレン』の主人公・フリーレンや、『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイなどの声で知られる声優の種﨑敦美さん。少年少女やロボットなど、幅広い表現力で様々な役を演じています。 【動画】声優の種﨑敦美さんにインタビュー “アニメ・声優オタク”の日本テレビアナウンサー・伊藤遼がお話を伺いました 種﨑さんは小さい頃から声優を志していたといいます。そんな彼女が考える夢との向き合い方とは。“アニメ・声優オタク”の私、伊藤遼がお話を聞いてきました。
■種﨑敦美 声優は「本当にやりたいことだからこそ苦しい」
――声優を目指すきっかけは? 小さい頃にセーラームーン、具体的には『セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦』っていう話を見て、「物語の中に入りたい、私も。あ、私は声優になるな」ってその時に思いました。なりたいなというか、なるみたいな。 ――実際になって声優という職業はどうですか? 本当にやりたいことで、やっていきたいことだからこそ、苦しいです。苦しいことが多いです。ずっとオーディションを受けて、受かって作品と向き合って、いつかこの作品も終わって、次の作品に…。これがずっと続くのかと思うと、すごい人生だなって思います。 ――いろんなキャラクターを演じられていますが、どう演じ分けていますか? そう思ってくださっている方が多いですし、聞かれることも多いんですけど、声の演じ分けみたいなので、キャラクターを捉えたことがないというか、意識したことがないというか…。「私がこのキャラクターを演じるんだったら」みたいな、音とか声とかじゃないというか…。なので、その質問いつも難しいなって思います。 ――私だったらこのように演じるというのをそのまま表現している? そうです。でも、多分どの声優さんもそうじゃないかなと思います。 ――種﨑さんが演じているってわからないくらい、表現の幅が広いですよね? 一生わからないままでいてほしいです。作品を見てほしいし、キャラクターとして見ていてほしいので、“種﨑敦美が演じているのか”と思って見てほしくないです。もう、本当クレジット(名前)を出さなくてもいいぐらいです。