【オートレース】森且行がレジェンドカップ参戦! 「フレームは…」まだまだ秘める可能性~4日開幕、G2伊勢崎
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は3日、翌4日から8日まで群馬県伊勢崎オートレース場で開催されるG2「レジェンドカップ」に出場するため、同場のロッカーへ現れて戦闘態勢を整えた。 前回出場の伊勢崎シリーズでは初日(22日)に落車を喫して、マシンを大破させてしまった。しかし、周囲の選手たちのサポートを仰ぎ、愛車の立て直しに成功。翌日以降のレースを連勝した。「今回はエンジンをばらして見ましたが、ロッドに傷が入っていませんでしたし、落ちた後に1着、1着できていたからね。特に大きくはやっていません。それよりも直してくれたフレームがしっかりしているので、すご~く乗りやすいんだよね。まだハンドルは合い切っていないけれど、乗りやすいのがいいね!」 ちなみに、フレームの修正に携わった佐久間健光は、選手になる前はフレーム工房に勤務していた。落車後、森が白星を量産するとエキスパートの佐久間はちょっと苦笑いして、教えてくれた。「森さんって、もうエンジンはすごいんですよ。すごくいいエンジンを作る選手なんですが、森さんのフレームを触ったら、そこはエンジンほどのこだわりがないというか…。結構、アバウトな感じというか…。あれでよくあそこまでうまく乗れているなあ~って思っちゃいました」 フレームへの向き合い方を森に確認してみると、こちらも照れ&苦笑いだった。「うん、そうなんだよね~。僕、フレームはそんなにわからないんだ。サクに乗りやすくしてもらったし、これからもっと勉強した方がいいかもね(笑)」 エンジンメイクは達人の域にある森がフレーム工学をさらに極めていけば…。まだまだ開けていない箱が残っていて、今後さらにスパークする可能性を大いに秘めているのではないでしょうか。 注目の初日・4日は第9R「予選」(午後2時54分)に出走する予定だ。
報知新聞社