水道管理を民間委託 国の新制度を活用 利府町で全国初の取り組み〈宮城〉
仙台放送
宮城県利府町は上下水道の管理・更新業務などを民間に委託することを決め、12月26日、企業側と基本契約を締結しました。国の制度を活用したもので、全国で初めての事例となります。 利府町と契約を締結したのは、東京の水道事業者など4社でつくる特定目的会社・「Rifレックス」です。 利府町では水道管路や施設の老朽化に加え、技術者の人材確保などの課題があり、契約では「Rifレックス」が町内の上下水道の管理・更新業務や料金徴収などの窓口業務を包括的に担うとしています。 契約期間は来年4月から10年間で、契約金額は34億3200万円、水道料金の決定や運営権については引き続き町が担います。 Rifレックス 野田幸輝社長 「我々全国でやっている企業だからこそやれるようなサービス水準の向上というのが強みだと思っている。コストを下げられるような取り組みにつなげていきたいと考えています」 利府町 熊谷大町長 「今後のコストを削減すると同時に、今の水準をどのように維持していくのかということが今後、やっていかなければならないことかなと思っています」 この契約は、水道経営のコストカットなどを巡り、国が昨年度新設した制度を活用したもので、全国で初めての事例になります。
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