専用部品が多いユーノス500「クルマを降りてから、ついつい振り返ってしまうんですよね」
【1993年式 ユーノス500 20F】 そのほかにも数値で表すことができる分かりやすい性能ではなく、クルマの基本を追求したシャシー設計や人間工学に基づいたインテリア、高い製造品質など、今だからこそ分かる魅力が小さなボディに詰め込まれている。 【画像21枚】専用部品が多いユーノス500は、バッテリーも小型の特殊なサイズとなる ユーノス500と18年以上も付き合っているオーナーは、「クルマを降りてから、ついつい振り返ってしまうんですよね。やっぱりカッコいいなぁって」と溺愛。使いやすいサイズや程よくソフトな走りにも魅了されているそうだ。 「前期モデルでとくに顕著な明らかに過剰な作り込みは、長く愛されるクルマを作ろうとしたメーカーの気合いの表れですね」と満足な表情で語った。 OWNER 18歳の秋に出合った夕陽の中のユーノス500 幼少期からクルマが大好きだったというが、「ユーノス500は全然好きじゃなかったんですよ。12、13歳の子どもには良さが分からなかったんですね。でも高校3年生の時、お茶の水で夕陽を浴びた500を見て、『なんて美しいんだ』とほれぼれしました」。その約1年後に父親のクルマの乗り換えでユーノス500が候補に上がり、大賛成。中古ながら状態の良い個体を入手し、家族の一員として18年以上を過ごしている。 主要諸元 Specifications ユーノス500 20F(CAEPE) 全長×全幅×全高(mm) 4545×1695×1350 ホイールベース(mm) 2610 トレッド前/後(mm) 1470/1480 車両重量(kg) 1230 エンジン型式 KF-ZE型 エンジン種類 V型6気筒DOHC 総排気量(cc) 1995 ボア×ストローク(mm) 78.0×69.6 圧縮比 10.0:1 最高出力(ps/rpm) 160/6500 最大トルク(kg-m/rpm) 18.3/5500 変速比 1速2.800/2速1.540/3速1.000/ 4速0.700/後退2.333 最終減速比 4.157 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション ストラット(前後とも) ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク タイヤ 195/60R15(前後とも) 発売当時価格 222.0万円 初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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