1日3分、週3日でOK!ぽっこりお腹がペッタンコになる「最強の呼吸法」とは?
ダイエットや健康のために体幹を鍛えるとよい、と聞いたことはありませんか。体幹を強化しようと思う人は、胴体まわりばかりを鍛えがちですが、それだけでは十分とは言えません。胴体部分ばかりでなく、足腰や足指、足裏の強さも大切なのです。プロトレーナーの木場克己さんの著書『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』(日本文芸社)より体幹の鍛え方を紹介します。 【この記事の画像を見る】 ● 木場式新体幹メソッド 目指すべき姿はかかし! 体幹の強い体を作るためには下半身の筋力強化は欠かせません。特に体重を支える足首と足指をしっかり鍛えよう! ○上半身と下半身の連動でブレない軸を作る 体幹とは胸と背中、お腹、腰まわりをさしますが、その体幹を支えるために欠かせないのが下半身の筋力です。下半身は体の土台のようなもの。なかでも体重を支える足首の可動域が狭いと、うまくバランスをとれません。さらに重要なのが足指の動き。1本1本の足の指でしっかり大地を踏みしめられてはじめて、上半身を支えることができます。 例えば、田畑に立つ「かかし」の脚がまっすぐ地面にさされているように、下半身が強く床をとらえることができれば上半身はぐらつきません。上半身と下半身をうまく連動させることができれば、ブレない軸ができ上がります。
● 体幹トレーニング 成功のカギは腹式呼吸にあり ○お腹を動かす深呼吸で体の奥から鍛えよう! 体幹トレーニングでは「ドローイン」と呼ばれる呼吸法がとても大事な役割を果たします。やり方はとてもシンプル。お腹をふくらませ深く息を吸い込み、お腹を凹ませるようにしてすべての空気を吐ききる、これだけです。 この呼吸が横隔膜や骨盤底筋群など、腹圧に関わるインナーマッスルに刺激を与えるため、体幹部を効果的に強化できます。アウターマッスルとの連動性も高まるため、動かせる筋肉が増えて、基礎代謝が高まります。その結果、脂肪が燃焼しやすくなり、体幹が鍛えられると同時に、見た目も変化していくのです。 腹圧が高まると、ぽっこりお腹が解消され、腸をはじめとした内臓の動きが活性化されます。自律神経のバランスが整い、睡眠の質も向上。疲れにくい体ができ上がります。 また、腹式呼吸にはイライラしたり緊張したりしたときに気持ちを落ち着かせる効果もあります。マイナス感情に陥っているとき、私たちは浅い呼吸になりがちです。そんなとき、ドローインを意識した深い呼吸で、新鮮な空気を取り込めば、気持ちが落ち着いてきます。血流も改善され、免疫効果が高まり、感染予防にも力を発揮してくれます。