橋本帆乃香、佐藤瞳組「信じられない」「震えている」中国ペアから金星で4強入り…WTTファイナル
◆卓球世界ツアー ▽WTTファイナル 第1日(20日、福岡・北九州市立総合体育館) 世界ランク上位選手が集ったWTTファイナルが開幕し、女子ダブルスで2019年世界選手権銅メダルの橋本帆乃香、佐藤瞳組(ミキハウス)がシングルス世界ランク1位の孫穎莎、同3位の王芸迪組(中国)を3(11―5、11―4、10―12、11―4)1で破った。昼の試合でともに20歳の大藤沙月、横井咲桜組(ミキハウス)も世界ランク2位の田志希、申裕斌組(韓国)を破っており、日本勢2組が4強入りを果たした。 午後10時過ぎに始まった一戦となったが、実績のあるカットマンのペアが、残ってくれたホームの観客の前で金星を挙げた。勝利後に取材に応じた橋本は「信じられないです。今でも震えています」と興奮気味に話し「最後まで点数を意識せずに戦えたことが勝因だと思います」と胸を張った。佐藤も「この舞台でカットマンの良さをたくさんの方に見てもらいたかった。組み合わせで強いペアだと思っていたので、1回勝ったことは次につながると思っています」と手応えを語った。 ともにカット主戦型の2人がペアを組んだのは、16年から。当初は連携面で苦戦し、結果が出なかったが、ミスが出れば1学年上の佐藤が「大丈夫」と声をかけ、息の合ったプレーを磨いてきた。19年の世界選手権で初の銅メダルを獲得。ファイナルは前身大会の18年以来、6年ぶりの出場。橋本は「まさか出場できるとは。自分たちのできることに集中したい」と言えば、佐藤も「挑戦者としてやりたい」と勢いに乗っていく。
報知新聞社