バブル時代のホンダは面白い! 個性的すぎる80~90年代の名車が集まった「ネオクラシックホンダファンミーティング」とは
バブル期のホンダが作った有名&希少車が集まった
今、「ネオクラシック」と呼ばれるクルマのジャンルが、少しずつ注目を集め始めています。対象とされる年代は、1980年代から1990年代前半の車両。今回は、そのネオクラ車でしかもホンダ限定のイベント、「ネオクラシックホンダファンミーティング」が、2023年11月3日(金)に福岡県朝倉市にあるあまぎ水の文化村で開催されるという情報をキャッチ。懐かしのホンダ車が拝めるはずだと、ワクワクしながら現地にお邪魔してきたその模様をお伝えします。 【画像】人気のネオクラ! ホンダの有名&希少車を見る(32枚)
参加者と運営のホンダ愛が溢れるネオクラ系イベント
「ネオクラシックホンダファンミーティング」は、初年度の2018年から今回で6回目の開催を迎えた。「1980~1990年代のバブル時代のホンダ車を愛する人々の情報交換の場所で、かつ九州が盛り上がれるように」というのがイベントのテーマ。開催を重ねるごとに参加者と遠方からのエントリーが少しずつ増えているそうだ。 今回の参加台数は76台。参加者のほとんどが九州地方からだが、岐阜、愛媛、兵庫、岡山、島根、広島からも来場するなど、交流地域は拡大中。なお今回の遠方参加者は、フェリーを使って神奈川からやって来たユーザーもいたほどだった。 このイベントでは、興味深い試みが2つあった。ひとつは、車種別あるいはコンセプトにより展示位置が指定されていること。これにより、参加者同士の交流が生まれやすいだけではなく、一般来場者にとっても、当時どんな車両が販売されていたのか? それが今回、どれくらい参加しているのか、といった状況把握がとてもしやすいレイアウトだった。 そしてもう一つが、ベルノ賞、クリオ賞、プリモ賞という、当時の販売チャンネルごとに分けた賞が設定されていたことだ。賞そのものは、ピープルズチョイスと合わせて合計4種を用意。この賞が来場者投票で選別するのに対して、ベルノ、クリオ、プリモ各賞は実行委員会が選定する。 「クルマが個性になる」をテーマに、スポーティな車両やSUVを販売していたベルノ(イメージカラーは緑)。「クルマがゆとりになる」をテーマに、高級&上級セダンを販売していたクリオ(イメージカラーはグレーから青)。そして、「クルマが家族になる」をテーマに、小型車や軽自動車を販売していたプリモ(イメージカラーは赤)。現在はHonda Cars店として集約されてしまっているが、今は無きこの旧3チャンネルの販売テーマに合わせた賞は、運営実行委員会のホンダ愛を実感できる内容だった。