【RIZIN】太田忍「ここから2回勝てばタイトル戦でもおかしくない」牛久絢太郎を倒し一気に王座を目指す!
■元フェザー級王者の牛久に「負けるつもりもないし、上回れる自信もある」
――2月に太田選手にインタビューした際には「去年10月に試合が組まれた段階では、井上直樹には絶対に負けない」と話していましたが、その自信は揺るぎない? 【太田】それは変わらないです。今は牛久選手に勝つための練習をしているので、この状況で「井上直樹に勝てるか?」と聞かれたら、わからないですけどね。 ――牛久選手はフェザー級(リミット66キロ)からバンタム級(リミット61キロ)に階級を変更してくるので、この試合は体格差がポイントになるという声が多いです。去年9月の萩原京平戦では、強力な組みで萩原選手をコーナーに終始押し込んでいました。 【太田】そういう意見もありますよね。萩原選手よりも斎藤裕選手の方が僕とタイプが近いので、そっちの試合のほうが比較対象になると思いますけど、あれはフェザー級での体の作りをしていたので、バンタム級になったらどうなるのか牛久選手も含めて誰もわからないです。それでも、ATT(アメリカン・トップチーム)という素晴らしいチームに所属ですから、きっと体重を落としてテストも何度かしているだろうし、その中で「いける」と判断したからバンタム級に来たわけで。強いだろうけど、自分も負けるつもりもないし、上回れる自信もあります。 ――牛久選手に勝利して、井上直樹選手と“挑戦者決定戦”をやりたい? 【太田】そこはどうなるか実際はわからないですよね。王者の朝倉海選手と井上選手をやらせるっていう声もあるだろうし。僕の希望はタイトルを目指したいので、タイトル挑戦の第一候補が井上選手であればやるべきだと思っているし、勝たないとタイトルは見えてこない。できるのであれば(挑戦権を賭けて)やりたいけど、朝倉海選手が防衛戦をどこでやるのか、そっちが優先ですから。「やりたいからやらせてくれ」って言ってもかなわないので、流れを見ながら戦っていかなきゃいけないと思っています。 ――焦らずに状況を見極めているんですね。 【太田】タイトルマッチは順番待ちですから。僕は佐藤将光選手に負けた時点で後退してしまったので。僕が牛久選手に勝っても、同じ『RIZIN.46』に出場する中島太一選手やキム・スーチョル選手も勝ったら黙っていないだろうし。ただ、僕はそことやる必要はないと思っていて、僕は井上直樹選手と試合をやりたいのが一番の希望ですし、タイトルに近い選手を喰っていきたいです。 ――そのためにも、牛久戦では結果はもちろん内容も求められます。 【太田】それがベストだと思いますけど、判定になったとしても「勝ってるな」という試合ができればいいですし、倒せれば一番いいです。