中国当局、鴻海の台湾人従業員４人を調査－贈収賄などの疑い
（ブルームバーグ）： 中国当局は、米アップルの主要製造パートナーである台湾の鴻海精密工業の台湾人従業員４人を贈収賄など犯罪活動に関与した疑いで調査している。中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室が明らかにした。
この４人は河南省の鄭州市で警察に拘束されたと、台湾の大陸委員会は今週発表。台湾フォックスコン・テクノロジー・グループの旗艦企業である鴻海は、鄭州で世界最大の「iPhone」組立工場を運営する。台湾の地元メディアは同４人について、今年拘束されたと報じていた。
国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は11日、「この容疑者らは贈収賄や資金の不正流用などの犯罪行為に関与した疑いで、関連当局による調べを受けている」と説明。当局はまだ調査中であり、法律に従って厳格に対処し、当事者の法的権利を守る方針だと、同報道官は付け加えた。
フォックスコンの担当者に同弁公室の発表について通常の営業時間外にコメントを求めたが、まだ返答は得られていない。
原題：China Probes Taiwan Staff at iPhone City for Alleged Bribery（抜粋）
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