限定20台! 東京オートサロン2023に出品された日産キューブのカスタムカーが販売される! 1月22日(月)より奈良日産で受注開始
日産自動車は2023年の『東京オートサロン2023』に参考出品した「CUBE Retro Renovation」を限定20台で1月22日より奈良日産から販売すると発表した。同車は内外装部品をクリーニングと新品へ交換しリフレッシュされた認定中古車で、日産の新たな中古車事業のテストベットとしての役割を担うことになる。 【画像】日産認定中古車をベースに販売される「キューブ・レトロ・リノベーション」。
日産が実施するリフレッシュ・カスタマイズを施した中古車のトライアル販売
物価の高騰や自動車価格の上昇する一方で所得は伸び悩み、若いユーザーが新車を購入するハードルは年々高くなっている。一方で、SDGsやエコ意識からモノを大切にする風潮も高まっている。そのような状況から、中古車の魅力を向上する取り組みとして、日産は認定中古車の内外装をリフレッシュするとともにカスタマイズを施した車両を販売する試みを始めた。 20代~30代のユーザーの50%はクルマの購入時に中古車を検討しており、そうした若いユーザーが魅力を感じる中古車を日産車へのエントリーモデルとして用意することで、将来的なロイヤルカスタマー=日産ファンを増やしくいく試みでもある。 また、キューブやマーチなど生産終了したものの根強いファンも多く中古市場での流通も多い車種をベースとすることでリフレッシュ・カスタムを施しても価格を抑えられるという面もある。 そのトライアル第一弾として、2023年の『東京オートサロン2023』に参考出品した三代目キューブをベースに製作された「CUBE Refreshed&Retro CONCEPT」を「CUBE Retro Renovation」として限定販売する。 「CUBE Refreshed&Retro CONCEPT」は『東京オートサロン2023』での反響も大きかったことから、奈良日産の協力で事業化に向けてのテストケースとして販売に至ったという。 このテストマーケティングを通じて2024年度中に事業化への具体的な内容(物流や販売、ブランディング)を検討し、事業化を進めていく予定となっている。