『逆走・2人乗り・歩道』モペットや電動キックボードの違法走行...2日間取材でヘルメット&ナンバープレート付きモペットは1台も無し!直撃すると「ネットで買った」「わからない」
ルールを知っていますか?
警察も取り締まりを強化する2つの乗り物だが、当然ながら明確なルールが存在する。 まず電動キックボードは、16歳以上であれば免許不要で乗ることができ、へルメットの着用は努力義務とされている。時速6km以下であれば歩道を走行することも可能だ。 一方でモペットは、ペダル付きで一見は自転車にも見えるが、自走可能であるため原付バイクと同じ扱いになり免許が必須。ヘルメットの着用も義務付けられていて、もしペダルで走行していても歩道は走れない。 また、電動キックボードもモペットも、ナンバープレートを取り付ける義務があり、2人乗りは禁止だ。
逆走に2人乗り…大阪市内で見た危険な走行の数々
実態はどうなっているのか?大阪市内で取材をしてみると…。 (記者)「モペットが歩道を走行しています。通行人の間をすり抜けていきます。ぶつかりそうです、危ない」 (記者)「モペットです。ヘルメットをかぶらずに車道を走行しています。車と車の間をすり抜けていきました。そして逆走もしていますね」 (記者)「ヘルメットとナンバープレートをつけずにモペットで走行しています」 ノーヘルメットにノーナンバープレートはもはや日常茶飯事。逆走や2人乗りなどルールを無視した危険な走行が横行していた。さらに公道での走行が禁止されている電動スーツケースに乗って移動する外国人の姿も見られた。 実際に危険な目にあったという人もいた。 (30代)「淀屋橋の辺りとか電動キックボードで出勤している人がめっちゃいて、夕方の帰り道とか車道にバーンって飛び出てくるので、何回か接触しそうになりましたね」 (70代)「あれは非常に迷惑だ。うちの妻も、風呂に行くときとか買い物に行くときとか、電動キックボードで怖い思いをしたと」
ルール違反者を直撃 「ネット購入のためルール説明を受けなかった」と話す人も
なぜ危険の声が相次ぐ中、ルールを守らないのか?取材班が直撃した。まず電動キックボードに2人乗りをしていた人ら…。 (記者)「電動キックボードって2人乗りして大丈夫ですか?」 (女性)「あ…ダメですね」 (記者)「ルールは知っていますか?」 (女性)「…」 電動キックボードから一旦は降りたが、記者の問いかけにまったく応じようとはせず、その後も2人乗りをしながら去っていった。