三重・生命の駅伝、松阪入り がん撲滅、きのうラン開始 辻製油で募金受け取る
がん研究の支援のための募金活動「第30回生命(いのち)の駅伝」(生命の駅伝の会主催、三重大学共催)が11日から始まり、ラン初日の13日、三重県津市の国立三重大学を出発した一行が松阪市入り。松阪市嬉野新野庄町の辻製油などを経由して川井町の松阪中央総合病院まで走り切った。 同駅伝は、がんと闘う人たちを励まし、がんの早期発見や早期治療の推進、研究支援のため、1995(平成7)年に県内で有志で立ち上げた「テリーフォックスラン」が前身。例年5月に県内全29市町を走り、募金を呼び掛けている。昨年は総額約365万円の募金を集めた。 30回を迎える今年は11日の講演会で活動をスタート。13日からは県内13ルートで各市町庁舎など約400キロを回っている。 この日、午前9時すぎに三重大をスタートした一行は、津市の県庁などを経て午後3時15分ごろに辻製油に到着した。雨の中を走ってきたランナー約20人を、辻保彦代表取締役会長をはじめ、社員たちが温かい拍手で出迎えた。 辻会長は「昨年も雨でしたね」と苦笑しながらあいさつ。「皆さんの力で少しでもがんにならないよう、がんが完治できるように(との気持ちを込めて)寄付をさせていただきます」と、社員全員から集めた寄付金をランナーに手渡した。 その後、記念撮影をして一行は再び走り出し、この日の最終目的地の松阪中央総合病院に向かった。 今後、松阪地区では、29日に大紀町役場から大台町役場と多気町役場を経由して松阪市役所。30日に伊勢神宮内宮から明和町役場を経て済生会松阪総合病院、6月1日に松阪市飯高地域から中部台運動公園までの各ルートを走る。 ※辻製油などの「辻」の字は一点しんにょう