「辞めろと言われた」「書類を投げつけられた」複数の職員【パワハラ】訴え…指摘受けた村長が会見で語ったこと【全文掲載】チラシ配って公選法違反の疑いには「あくまで個人ですよってことで…」
長野県宮田村(みやだむら)の小田切(おたぎり)康彦村長が、村の職員に対してパワハラが疑われる行為をしていたことを認め、調査が行われることになりました。 【写真を見る】「辞めろと言われた」「書類を投げつけられた」複数の職員【パワハラ】訴え…指摘受けた村長が会見で語ったこと【全文掲載】チラシ配って公選法違反の疑いには「あくまで個人ですよってことで…」 ▽2日に取材に応じた小田切村長は、以下のような見解を示しました。 ■ 疑惑となっているのは、複数の職員から「村長に辞めろと言われた」、「書類を投げつけられた」、「民間企業に比べると公務員はだめだ」と言われたり、村長自らが決裁したにもかかわらず「俺は認めていない」などと発言したという内容です。 記者: 決済の押印がしてあるのに「それは知らない」と言った 小田切康彦村長: それ記憶にあります。 記者: 職員に対して村長が「辞めてしまえ」と言った 村長: それは記憶にない 記者: 村長が職員に対して書類を投げつけた 村長: ない。記憶にない。これはないない。 記者: 「民間に比べると公務員は駄目だ」と言った 村長: それは言いました。記憶にあります。 記者: では村長の記憶としては、押印の話と民間に比べると公務員はダメだといった、この2つは記憶がある 村長: はい 記者: いつごろですか? 村長: それはわからない。もう去年、去年あたりかなという気がするね 記者: いずれも? 村長: ええ。そのような気がする 記者: それは庁舎内で 村長: 庁舎内ですね、押印のことは村長室でね 記者: 村長室でってことですね 村長: そうそう、押印は結局、毎日書類もっとたくさんあるんで、どんどん来るんで、印鑑をつくんです。それである程度時間がたって、(職員が)決済いただいているけれど、その仕事をやりたいと「俺そんなの聞いねえ」と、それで確認したら印鑑ついてありました。 記者: 起案の文書ということですね 村長: はい 記者: それが去年ごろ、村長室でってことですね? 村長: はい 記者: それから民間に比べると公務員がダメだのようなことをおっしゃったのは村長室? 村長: はい 記者: それは複数の職員に対してか、それとも単独(の職員)なのか 村長: 単独です 記者: 民間企業に比べると、公務員は駄目だっていうご発言は、何か背景があると思うんですけど 村長: 背景は、新しい考え方、新しい提案の話なんですよね 記者: 何の? 村長: 何についてか忘れた、何か起案なかったんですよ、何かの行事か事業ですけど、ちょっと視野が狭いなとそういう話はしました 記者: 村が取り組む事業の何らかの施策について視野が狭いと言った? 村長: そう言いました 記者: 民間企業に比べると公務員は駄目だっていうのは、視野が狭くて駄目だっていうふうにおっしゃったっていうこと 村長: はい 記者: 発言をしたことは明確に覚えているということですけど、その2つの行為に関しては、村長の中ではパワハラっていう認識ではなかった 村長: なかったんですよね。だけど、パワハラって相手がどうやって受け取るかによってですよね、それだけなんですよ 記者: ただ今回そのパワハラではないかというふうに指摘されたことをついては、どんなふうに受け止められていますか 村長: デリケートな問題であるから至急調査をしたい・させたいと、急を要するものなので私の考えとしては弁護士にお願いしたらいいんじゃないのかなと 記者: パワハラではないかっていうご指摘があったことについては今、パワハラだと思うのかそうではないと思うか、どちらか 村長: これはね本人の問題なんですよ。本人がそうだと(パワハラだと)思えばパワハラなんですよ、私はそういうふうに思ってますよね。 記者: 当時はパワハラの意識はなかったけれども、本人がそう感じているのであればパワハラだと? 村長: そうです。私は結局、仕事で指導かな、良くなってもらいたいとかそういう思いが強いから、それがでたと思うんですよね。2人とも期待する人物なんですよね、ものすごく。なんで余計に強くお願いしたり、これやってもらいたいなってことがあって言ったと思うんですよ。 記者: 本人がそう感じているのであれば、パワハラに当たるかもしれない 村長: かもしれません。これもちょっと調べなくてはいけないと私は思ってます。 記者: 議会でおっしゃったのは、弁護士に調査をしてもらうということと、誰が言ったことか詮索するつもりはないということ、押印を忘れていたことは事実であるということをおっしゃいましたよね 村長: はい、すごい書類回ってきますから、それにいい顔するんですけれど、それで実施するときに、時が経ってくると、極力忘れないつもりですけど、忘れちゃってると。それで本人がこういう仕事したいですといったら私はそんな決裁した覚えないと、それで調べたらやっぱり決済印もしてあったと 記者: 現状の気持ちとしては、今日も全協(村議会全員協議会)でいろいろご意見ありましたけども、今のお気持ちとしてはどんなふうに感じていらっしゃいますか 村長: 事実関係をしっかりはっきりして、それで私はどういう処分を受けるかわかりませんけど処分もちろん受けなきゃいけないし、それから、職員たちには、何らかの意思表示をしなければいけない、その結果によってと思いますが。 記者: 自身で進退を決められるっていう考えはありますか。 村長: それはわかりませんまだ。事実確認の結果をみて
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