道路に段差や穴が残る…能登半島地震の影響で『被災地の除雪』に課題 除雪車の稼働範囲狭まり住人の負担増
石川テレビ
冬将軍の到来です。各地で積雪を観測していますが、能登では地震の影響で除雪にも課題が出ています。被災地を取材しました。 強い冬型の気圧配置となり、県内は各地で雪景色となりました。金沢市の観光名所、兼六園では… 埼玉からの観光客: すごい寒いです。風も強いし埼玉は雪が降っていないから…でも楽しいです、景色が違います 茨城からの観光客: びっくりしました。風の強さと雨と雪、急に晴れたかと思ったら雷が鳴って忙しいところだと思いました。傘が手放せません 観光客にとっては、喜びの雪。一方、被災地では…朝から除雪作業に大忙しです。しかし例年とは違う苦悩が…。 住民: (例年は)この看板の辺りまで雪を持って行ってくれる。この辺も穴だらけだしあそこはマンホールが浮いているし思うように道を広くできないんじゃないかな。除雪の人たちは 能登半島地震の影響です。道路に段差や穴があり、除雪の範囲が例年より狭まっているといいます。 住民: (雪を)すかしてくれないしその分労力がかかるね さらにこちらの仮設住宅では…。 住民: (仮設住宅の除雪は持ち場が決まって)ないですけど気が付いた人がたくさんやったり、みんなの助け合いかな 住民の助け合いはいつもと同じ。しかしこんな課題も…。 住民: あのごみ置き場。あそこには屋根がないから雪が積もったらどうしようみたいな…。 雪のピークは9日夜から10日の昼前まで。被災地に住む人たちにとって厳しい冬になりそうです。
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