関東~九州は広く夏日予想 東京都心はすでに25℃超 10月だけど暑さに気をつけて
今日12日は、全国の広い範囲で今季一番ヒンヤリした朝でしたが、日中は一転、気温がグンと上昇。関東から九州は広く25℃以上の夏日予想で、東京都心は午前11時過ぎにすでに25℃を超えました。屋外のレジャーなどはこまめな水分補給が必要です。日が傾くと再びヒンヤリ。一日の寒暖差が大きく、体調を崩しやすいため、服装で上手に調整を。
今季一番ヒンヤリした朝
今日12日、日本付近は高気圧に覆われています。朝は放射冷却現象が強まったことにより、この時期としては冷えた所が多くなりました。 北海道釧路地方の標茶や上川地方の美瑛では今季初めて最低気温が0℃未満の「冬日」に。 岩手県の宮古は9.8℃、島根県の津和野は9.4℃と今季初めて10℃を下回り、広島は14.8℃と今季初めて15℃を下回りました。 そのほか、午前9時までの最低気温は仙台12.5℃、大阪16.6℃、岡山13.1℃、福岡15.8℃など、全国のあちらこちらで最低気温が今季これまでで一番低くなりました。
日中は汗ばむくらいの所も 一日の寒暖差「大」
日中は一転、気温がグンと上昇します。午前11時半までの最高気温は、鹿児島で27℃を超えているほか、千葉県の鴨川や、静岡で26.2℃、名古屋で25.3℃、大阪府の枚方で25.0℃など、関東や東海、近畿でもすでに25℃以上の夏日になっている所があります。東京都心も午前11時過ぎに25.1℃を観測し、4日ぶりの夏日となっています。 予想最高気温は昨日より高くなる所が多く、午後は関東から九州にかけての広い範囲で25℃以上となるでしょう。沖縄では軒並み30℃以上の真夏日予想です。 スポーツや屋外レジャーなどは、定期的な休憩とこまめな水分補給が欠かせません。もう10月だからと油断せず、暑さ対策をしっかり行いましょう。 なお、日が傾くと再びヒンヤリして、半袖一枚では体が冷えてしまいます。朝晩と日中との気温差が15℃以上となる所もあり、一日の寒暖差が大きくなります。体調を崩さないよう、服装で上手に調整してください。
日本気象協会 本社 中川 裕美子