【広島】スキッベ監督4年目の続投を正式発表 ジャーメイン良、田中聡の獲得で補強も順調に進む
サンフレッチェ広島は4日、ドイツ人のミヒャエル・スキッベ監督(59)が、就任4年目となる25年シーズンも続投することを正式発表した。 【写真】優秀監督賞を受賞した広島スキッベ監督(右)とプレゼンターの松木氏 既に昨年11月に続投は明らかになっており、同12月にクラブ側も公表。今回の契約更新の発表は、あくまでも形式的なもの。 スキッベ監督は来日1、2年目の22、23年とリーグ戦は連続3位につけ、24年は優勝こそ逃したものの2位に入り、ルヴァン杯初優勝に導いた22年に続き、J1優秀監督に選ばれた。 これまでJ1通算51勝28分け27敗の成績を収め、クラブ側は「交代する理由がない」と全幅の信頼を寄せている。本人もこの3年の在任中、韓国代表監督のオファーを受けながら、広島への強い愛着を示して固辞していた。 同監督は25年シーズン、昨季限りで現役を引退した元日本代表MFの青山敏弘氏(38)を、自らの強い要望でコーチ(肩書など詳細は未発表)に就任させ、帝王学を伝授していく。 このオフは、ジュビロ磐田からFWジャーメイン良(29)を、湘南ベルマーレからMF田中聡(22)を完全移籍で獲得するなど補強も順調。25-26年シーズンはACLE(アジア・チャンピオンズリーグ・エリート)の出場権も獲得しており、万全の体制を整えている。 ◆ミヒャエル・スキッベ 1965年8月4日、ドイツ生まれ。現役時代はFWでシャルケに在籍。引退後はドルトムント、レーバークーゼン、ガラタサライ監督や、02年W杯日韓大会ドイツ代表コーチ、ギリシャ代表監督などを歴任。22年から広島の監督に就任し、同年ルヴァン杯優勝、リーグ戦3位でJ1優秀監督賞受賞。24年はリーグ戦2位で再びJ1優秀監督賞。J1通算51勝28分け27敗。180センチ。