『虎に翼』命がけで仕事を頑張ってきた寅子。それでも視聴者は「家庭人」の役割を求め…って本当?令和に交わされる激論
◆7月11日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第15週「女房は山の神百石の位?」の74回が7月11日に放送され、話題になっています。 明日の『虎に翼』。家族に優等生でいるのを強いていたことを反省した寅子(伊藤沙莉)。別れの挨拶をするために訪れたのは… *以下、7月11日放送内容のネタバレを含みます。 いつの間にか家庭を顧みなくなっていたことを指摘された寅子。道男(和田庵さん)からも非難され、家族と正面から向き合うことを決意する。 新潟には家族全員でついていくと言う花江(森田望智さん)。すると、直人(琉人さん)ら子供たちから寅子への不満が噴出する。 寅子は新潟に一人で行くべきなのか、決断の時が迫るーーといった話が描かれました。
◆ネットの声 今日の放送回では、自ら「調子に乗っていた」と認めた寅子のどこが具体的に問題だったのか、家族会議で意見が交わされることになりました。 よりにもよって瞳から剃刀で切り付けられた当日、さらに家族たちから非難を受け続ける寅子の姿を前に、視聴者も複雑な感情を抱いたようです。 ネットでは「外であれだけ頑張っている寅子に、母親の役割を求めるのは酷では」「パイオニアである寅子の悩みに寄り添える存在はいない」「男だったらこういう展開にならないのに」「頑張っている家族の一人。そこに男も女も関係ないのでは?」「視聴者に花江ポジションが多いから…」「令和時代になってまだこういった議論が。久保田先輩の件を忘れたのかな」「状況打破のため、家族で職場訪問だ!」といった声が交わされていました。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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