9月にアジア大会開催「U-18日本代表」に選ばれるのはこの18人だ!甲子園で輝いた選手たちが多数選出か!?
夏の甲子園もいよいよクライマックスを迎える。大会終了後、発表されるのがU-18日本代表(監督;小倉 全由)である。昨年はU-18ワールドカップが開かれ、日本代表は史上初の世界一を達成した。今年の日本代表は、9月2日から8日まで台湾(台北・桃園)で開催される「第13回 BFA U18アジア選手権」に参加する。代表表選手の人数は18人だ。 高校日本代表一次候補39人 今年4月には、一次候補39人が発表されている。昨年は代表20人中10人が一次候補の中から選ばれ、馬淵 史郎監督(明徳義塾)が求める俊足巧打の選手たちが多かった。今年の一次候補選手たちは、夏の地方大会や甲子園で活躍した選手が多い。それを踏まえて、各ポジション別にどんな選手が選ばれるか予想してみた。(☆は一次候補選出選手)
今年はサウスポーが中心! 大旋風・大社の馬庭も選出と予想
【投手8人】 *は左腕 高橋 幸佑(北照)☆* 関 浩一郎(青森山田) 櫻井 椿稀(鶴岡東)☆* 坂井 遼(関東一)☆ 藤田 琉生(東海大相模)* 中崎 琉生(京都国際)☆* 今朝丸 裕喜(報徳学園)☆ 馬庭 優太(大社)* 今年の甲子園では左腕の活躍が見られた。代表もサウスポーが多く選出される流れとなりそう。本格派タイプでは、高橋 幸佑(北照)、藤田 琉生(東海大相模)の2人が筆頭。高橋は強化合宿でも最速146キロの速球を投げ込み、首脳陣から高評価を得ていた投手。南北海道大会ではベスト4で敗れてしまったが、34.1回を投げて、44奪三振、自責点1の快投を見せた。甲子園出場していれば大きな話題になっていた投手だ。 198センチ左腕の藤田は、甲子園3試合で防御率0.84。140キロ後半の速球、チェンジアップ、ナックルカーブで翻弄する投球で、世代NO.1左腕の評価を不動のものとした。大会に出場して“アジアNo.1左腕”と呼ばれる存在になってほしい。
甲子園で大活躍のサウスポー!
一次候補にも選ばれた中崎 琉生(京都国際)、櫻井 椿稀(鶴岡東)は夏の甲子園での活躍で、評価を高めた。中崎は札幌日大戦で3失点完投、西日本短大附戦では完封勝利と安定した投球を見せている。130キロ中盤の速球、切れ味鋭いスライダーを低めに集める投球術は秀逸だ。 櫻井は2試合18.1回を投げて自責点1の快投。130キロ中盤の速球、スライダー、チェンジアップ、カーブを低めに集め、手玉に取る投球を見せる。また、打者としても甲子園2試合で7打数3安打、山形大会でも19打数7安打、1本塁打、6打点と活躍している。ミートセンス、走塁意識が非常に高い。外野手としても起用できるユーティリティぶりも評価されそうだ。 今年の甲子園で最も評価を高めたのは、馬庭 優太(大社)。3回戦までの3試合で30回を投げて自責点3の好投。準々決勝の神村学園戦では崩れてしまったが、伸びのある130キロ後半の速球、鋭く曲がるスライダーのコンビネーションで封じる。懸念材料は甲子園4試合で492球を投げた蓄積疲労だ。好調時の投球ができるか不安なところがある。選出された場合、じっくりと大会に合わせて調整してほしい。