優しい眼光で800馬力のHV! ランボルギーニ・ウルス SEへ試乗 ドリフトしたい気持ちを予測?
クラスで最もエキサイティングなSUV?
現在の英国では、ウルスはこのSEの1本へ絞られた。英国価格は、20万8000ポンド(約3993万円)から。物価の高騰やハイブリッド技術の獲得を考えると、法外な値上がりとはいえないだろう。実際のターゲット層が気にするような、上昇とはいえない。 冷静に考えれば、ウルス SEは少し矛盾している。カタログ上の環境負荷を低減するには、ハイブリッドが不可欠といえた。だが同時に高度なシャシー技術を獲得し、このクラスで最もエキサイティングなSUVに仕上がっている可能性もある。 ランボルギーニへ、素晴らしい成功をもたらしたウルス。2017年と2023年を比べると、ブランド全体の販売は3倍へ膨らんでおり、この多くをウルスが稼ぎ出している。SEの追加で、成功が更に続くことは想像に難くない。 ◯:車重2.5tのSUVとしては呆れるほど機敏 アクセルペダルでライン調整できるシャシー V8エンジンの惚れ惚れするサウンド 実は実用性も高い △:日常的には、さほど効果的ではないハイブリッド 電気だけでの航続距離の短さ 本当に必要なクルマなのか、という疑問
ランボルギーニ・ウルス SE(欧州仕様)のスペック
英国価格:20万8000ポンド(約3993万円) 全長:5123mm 全幅:2022mm 全高:1638mm 最高速度:312km/h 0-100km/h加速:3.4秒 燃費:-km/L CO2排出量:-g/km 車両重量:2505kg パワートレイン:V型8気筒3996cc ツイン・ターボチャージャー+電気モーター 使用燃料:ガソリン 駆動用バッテリー:21.8kWh 最高出力:800ps/6000rpm(システム総合) 最大トルク:130.5kg-m/2250-4500rpm(システム総合) ギアボックス:8速オートマティック(四輪駆動)
イリヤ・バプラート(執筆) 中嶋健治(翻訳)