次回の大雪像は開業130周年・弘前駅初代駅舎 弘前城雪燈籠まつり(青森県)
青森県弘前市の弘前公園で来年2月7~11日に行われる「第49回弘前城雪燈籠(どうろう)まつり」の実務者委員会は20日、まつりで造る大雪像のテーマを、今年開業130周年を迎える弘前駅の初代駅舎に決めた。 弘前駅は1894(明治27)年12月開業で、初代駅舎は1929(昭和4)年まで利用された。現在の駅舎は4代目に当たる。 大雪像の予定サイズは幅14.4メートル、高さ4.5メートル、奥行き3.65メートル。まつり期間中は大雪像に弘前の四季やまつりをテーマにした映像作品を投影する。1月中旬から陸上自衛隊弘前駐屯地の隊員が制作に取りかかる。 白戸大吾副委員長(弘前観光コンベンション協会事務局長)は「旅行の出発、到着の場であり、まちの顔として多くの人々に親しまれた場所。当時の木造駅舎を表現できれば」と語った。近年少雪が続いていることについて「不安はあるが、例年並みの降雪量と気象予報では出ている。ある程度の雪は降ると期待したい」と話した。 20日、市観光館で開かれた同委員会では、事務局の市が、会場内に造るそのほかの雪像の内容や出店営業、収支予算案を提案し可決された。