ロシア軍の1個大隊がクルスク州で全滅、北朝鮮兵含む400人が死傷か
損耗が激しいロシア側は他方面からの補充を迫られている
ロシア側によるマフノフカに対する先週の攻撃は、さらに損害が大きく、戦果はもっと乏しかったのかもしれない。マフノフカは依然として両軍のグレーゾーンにあるだけでなく、ロシア・北朝鮮軍が数百人の死傷者を出したのと同じころ、ウクライナ軍が一帯で小幅に前進したことを示す証拠もいくつかある。前進したのはウクライナ陸軍の第61独立機械化旅団か第36独立狙撃大隊、あるいは付属の領土防衛旅団の部隊だったとみられる。 ロシア・北朝鮮側の激しい損耗は、クルスク州でのロシア軍主導の2カ月にわたる反攻に重くのしかかりつつある。ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は8日の作戦状況レポートで「クルスク州では戦闘作戦が最大限の激しさに達しており、現地のロシア軍集団はあらゆるリソースを費やすことを強いられている」と分析している。 これはロシア側にとって「きわめて不都合で不利な時期に起こった」ともCDSは指摘している。「集中的な戦闘がさらに5日ないし10日続く場合、これまでの反撃で大きな損害を被っているロシア軍集団は迅速な補充が必要になる。この補充は、前線のほかの区域から兵力を移すことでしか実現できない」
David Axe