『ポケットモンスター X・Y』が発売された日。ポケモンたちがすべて3D化し、ゲームを新たな次元へとシフトさせた作品。フェアリータイプも新登場【今日は何の日?】
※本記事は、2023年10月12日にアップした記事を再編集したものです。 シリーズ初の世界同時発売を実現 【記事の画像(17枚)を見る】 『ポケットモンスター X・Y』は、いまから11年前の2013年(平成25年)10月12日に株式会社ポケモンから発売されたRPG。世界的人気を誇る『ポケットモンスター』シリーズの完全新作としては6作目(6世代目)に当たる作品となっている。ハードをニンテンドー3DSに移し、シリーズで初めての世界同時発売(一部地域を除く)を実現した。 最初にもらえるパートナー候補のポケモンはハリマロン、フォッコ、ケロマツの3匹。パッケージに描かれていた伝説のポケモンは、タイトルにちなんだゼルネアス(XERNEAS)とイベルタル(YVELTAL)だった。シルエットがXとYに見えるのがユニークだ。 ちなみに、ケロマツが進化したゲッコウガは公式の人気投票でも1位を獲得したことがあるほどの人気ポケモン。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にも出演しているため、知っている人も多いのでは。 左からハリマロン、フォッコ、ケロマツ。 ゼルネアス。 イベルタル。 本作の舞台となっているのは“カロス地方”。主人公は星型のような不思議な形をした世界を冒険しながらフレア団の悪の企てを阻止し、ポケモンリーグのチャンピオンを目指す。フランスを思わせるようなカロス地方の風景はどこも美しかったが、なかでも中心となる街“ミアレシティ”にはシンボルとなる高い塔がそびえ立ち、石畳の道にお店が軒を連ねていたのでとくに印象に残っている。 プラットフォームをニンテンドー3DSに移したことでポケモンたちのグラフィックが3D化。表情や仕草がよくわかるようになり、バトルでの迫力も格段にパワーアップしたのがうれしかった。カメラアングルが状況に応じて変化するようになったのもじつにカッコよかった記憶がある。 ひこうタイプやふゆうの特性を持ったポケモンが手持ちにいる状態でスカイトレーナーとバトルすると“スカイバトル”になったり、野生のポケモンが群れをなして同時に出現し“群れバトル”になったりするなど、一風変わったバトルがあったのも『ポケットモンスター X・Y』ならではだった。 バトルで忘れてはいけないのが“メガシンカ”の存在。トレーナーが“キーストーン”を持った状態で、各ポケモンに対応する“メガストーン”と呼ばれる道具を持たせているとフシギバナやリザードン、カメックスなどの一部のポケモンは、進化を超えるさらなる進化のメガシンカを行い、秘めたパワーを開放して凄まじい力を発揮できた。能力が非常に高まり、何より姿かたちもスタイリッシュな変化を遂げるのがイカしていたのを覚えている。 また、新たなタイプとして“フェアリータイプ”が初登場したのも本作だった。『ポケットモンスター 金・銀』以来、約14年ぶりに相性の変更があったので最初は戸惑った人が多かったかもしれない。しかし、強力なドラゴンタイプに対抗できるフェアリーの存在は対戦バトルに力を入れているトレーナーたちにはありがたい存在だったんじゃなかろうか。 シリーズの最新作として、2025年に『ポケモンレジェンズZ-A(ゼットエー)』が発売されることが明らかとなっている。対応プラットフォームはNintendo Switch。どのような冒険が待っているのか楽しみだ。