佐賀県神埼市や吉野ヶ里町でも消火栓ホース格納箱の金属製器具盗難 みやき町に続き被害確認
みやき町で消火栓ホースの格納箱に保管していた金属製の器具が相次いで盗難被害に遭っていた問題で、神埼市でも22カ所の格納箱から金属製のホースの筒先が盗まれていることが19日、分かった。吉野ヶ里町でも同様の被害が確認されていて、状況把握を進めている。 神埼市防災危機管理課によると、市内に500カ所の格納箱があり、うち22カ所で筒先計22本がなくなっていた。被害総額は約36万3千円。神埼町の市街地や千代田町東部地区で被害が多いという。 秋の火災予防運動を前に消防団員が点検した際、11月3日に被害が発覚した。同課と消防団長が分団長らに同様の被害が出ていないか確認を呼びかけるメールを配信し、被害状況を確認した。神埼署に被害届を提出している。同課は「注意喚起は継続的に行うが、利用頻度も考慮しながら消防団と今後の対応を検討する」としている。 吉野ヶ里町では、みやき町から1週間ほど前に盗難被害の報告を受けて調査したところ、10カ所以上の格納箱で金属製のスタンドパイプなどがなくなっていることが確認された。 みやき町は18日、町内66カ所の格納箱から金属製の器具が盗難被害に遭ったと発表した。(樋口絢乃)
樋口絢乃