ついに米倉涼子『ドクターX』まで投入!?自局ドラマ劇場版の連敗を止めたいテレ朝の〝思惑〟
俳優の米倉涼子(48)が主演を務めるテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の初の映画化作品『劇場版ドクターX』が12月6日に公開されることが発表された。 【熱愛】すごい…米倉涼子と噂のアルゼンチン人ダンサー「ラブラブ」ツーショット姿‼ 同作は、大学病院の医局に属さずにとある名医紹介所に所属しながら、さまざまな病院をわたり歩いている孤高のフリーランス外科医・大門未知子(米倉)の活躍を描く医療ドラマだ。「私、失敗しないので!」の決めゼリフは誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。 同作品は’12年10月期にドラマ版の放送がスタートし、’21年10月期まで7期にわたり放送された。’13年10月の2期目から’17年10月の5期目までは全話での平均世帯視聴率が20%を超えるヒット作となった。テレビ各局の視聴率が全体的にダウンしている中で、’21年10月期も全10話の平均で16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と同クールのドラマではトップとなる数字を記録している。 「米倉さんは’19年に低髄液圧症候群であることを発表。’22年秋には、急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害と診断されるなど体調に不調を来して、立ちっぱなしの手術シーンがあってヒールで動き回る『ドクターX』の撮影が厳しくなりました。 さらに、これまで米倉さんは『ドクターX』のイメージが定着することを良しとせず、シーズンが続くにつれてドラマの続編オファーになかなかクビを縦に振らなくなっていました。『劇場版でラストを飾るのは?』という案には、長年の視聴者への感謝の思いもあり快諾したそうです」(テレ朝関係者) もともと、モデルとして活動していた米倉だが、’99年に女優に転身。以後、数々の映像作品に出演したが、公開された主演・出演の映画はそのキャリアで10本にも満たない。 「主演のテレ朝の刑事ドラマ『交渉人~THE NEGOTIATOR~』の劇場版『交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦』が’10年に公開。ヒットしていれば、ドラマシリーズは続いていたかもしれません。しかし、興行収入は6.3億円と伸び悩み、続編は放送されませんでした。米倉としても、代表作の劇場版で〝リベンジ〟を果たしたいところでは。並々ならぬ意気込みでプロモーションに臨むことになるでしょう」(映画業界関係者) そして、今回テレ朝が虎の子の人気作品である『ドクターX』の劇場版投入に踏み切った背景には、米倉の意向以外にも、自局の人気ドラマの劇場版の〝連敗〟を止めたいという思いもあるようだ。 「’20年10月期に放送した、本職が秘書の女性たちが大活躍する『七人の秘書』が全8話の平均で14.5%を記録。その勢いを駆って’22年に劇場版『七人の秘書 THE MOVIE』を公開しましたが、興収は6.6億円と期待外れの結果に。昨年には沢口靖子(59)主演の人気ドラマシリーズ『科捜研の女』の劇場版『科捜研の女-劇場版-』を公開したものの、興収は5.4億円に終わりました。 本来ならば、昨年6月、天海祐希(56)主演の人気シリーズ『緊急取調室』の完結編として『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』を公開する予定でした。ところが、主要キャストだった歌舞伎俳優の市川猿之助(48)が、両親の自殺ほう助で逮捕・起訴されたことで撮り直しを余儀なくされ、公開延期に。今年6月になってようやく猿之助の代役に石丸幹二(58)を立てての撮り直しが決まりましたが、公開時期は未定です。だから『ドクターX』の劇場版は何としても当てたいところでしょう。公開に向け、早い段階から局をあげて視聴者に同作品を猛アピールすることになると思われます」(映画担当記者) 米倉は見事に代表作での〝有終の美〟を飾ることができるのだろうか。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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