「 私サバサバしてるから 」を免罪符にする大人になりきれない上司にうんざり。自称〇〇の人たちはなぜいなくならないのか?
秋の3連休は天候にも恵まれてレジャーを楽しんだ人も多いだろう。同時に憂鬱になるのが連休明け。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「日曜日の夕方になると気分が落ち込むことをサザエさん症候群なんて言ったりしますよね。土日休みの会社員にとっては連休明けは鬼門。うつのような気分になる人も少なくないと聞きます。ポジティブに捉えたいのは山々ですが、会社の人間関係があまり良くないなど、簡単にそう思えない人もいるでしょうね」。 また今週中頃は高気圧に覆われ、また真夏日になる可能性も。気温の乱高下でさらにバランスを崩しそうだ。 「突然涼しくなったり、暑くなったりを繰り返すとやはりカラダにきますよね。連休は生活リズムが乱れがちなことも多いので、きちんと備えていきたいものです」。 今回はそんな連休明けに気分が落ちまくる、と話すある会社員の方々に話を聞いた。 ---------------------------------------------------------------------
鈴原朋子さん(仮名・37歳)はメーカー勤務。2年前の転職でこの会社に来た。 「正直、転職を考えています。とにかくうざい女上司がいて…。特にヤバいのは50代のお局様。自分のことを芸能人でいうYOUさんみたいなタイプだと勘違いをしていて…」。 自称サバサバいわゆる自サバ女らしい。 ー私ってサバサバしているから、思ったことを口に出しちゃうんだよね。 この口癖を武器に周りを攻撃しまくるそう。 「とにかく勘違いがやばすぎて、みんな辟易しています。サバサバしているってさっぱりした性格という意味なんだと思いますが、実際のところそんな人っていませんよね。どんな人だって、中をひらけば、ウジウジしたり、ぐちゃぐちゃした感情なんてあると私は思います。それなのに自分でサバサバしている言えば言うほど嘘くさい…」。 この女上司、同姓に対しての当たりが極端にキツいそう。 「というか、男に対して甘いって方が正しいかも。その時点でサバサバしてないですよね。実際のところ、ズカズカ他人の心に土足で踏み入るような物言いをするので男女ともに超絶嫌われています。本人は気づいていないんだから超図太い」。 ある日のことだ。彼女の部下の服装に対して口撃を始めたらしい。 ー悪くとらないで欲しいんだけどね、そのベストちょっとおじさんっぽいっていうか似合ってないわよ。 「悪くとらないで欲しいなら言うなよ!って思わずツッコミそうでした。注意を受けていた女性のファッションは最近トレンドのロングジレ。それをベストって言っていることの方がよっぽど恥ずかしいと思うんですけど」。 さらに上司のモラハラに近い自サバ行為は続く。次の標的は朋子さんだった。 「この間、20代の部下に相談を持ちかけられて飲みに行ったんですが…」。 そのことが明らかになると上司はこそっと「付き合う相手は選んだ方がいいわよ」と言ってきたらしい。