【紅白リハ】櫻坂46 実は初の“有観客”NHKホール 松田里奈が意気込み「わくわくと楽しみがある」
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦(後7・20)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールなどで始まり、女性アイドルグループ「櫻坂46」が報道陣の取材に応じた。 今回はシングル曲「自業自得」を披露する。同曲で初めてセンターを務めた3期生の山下瞳月(しづき)は、初の紅白出場となる。 秋元康氏が手掛けるアイドルグループの特徴の一つが、大人数でのパーティー感あふれるパフォーマンス。かつてはAKB48が100人規模で出場するなど、年の瀬のお祭りムードを盛り上げるのにひと役買った。坂道グループも、シングル曲の選抜以外の面々も加わっての全員参加のケースが多かったが、櫻坂46は別。昨年に続き、今年も14人という少人数の選抜メンバーのみが、紅白の舞台に立つ。キャプテン松田里奈は「今回披露させていただく『自業自得』は、14人のオリジナルメンバーでの披露になるので、今回このステージに立たないメンバーの分まで背負って、全力で届けたい。と思っています」と、グループ全員の思いを胸に誓った。 大人数でのパフォーマンスであれば、多少の粗さはごまかされても、14人となれば一人一人に視聴者の目が向くため、失敗すれば悪目立ちしてしまう。しかし、この日のリハーサルでは、ダークな照明の中、スピーディーでシンクロ率の高い群舞を繰り広げた。衣装は本番とは違うリハーサル用だが、衣装まで踊らせるような、滑らかな動きの連続だった。パフォーマンスに磨きをかけてきた櫻坂ならではだ。松田は「ライブを武器にしたいと思っている」と、自信に満ちたコメント。囲み取材では、質問した記者から絶賛の声が上がるほどだった。 昨年、2年ぶりの“返り咲き”紅白を果たした櫻坂46は、今回が4回目の出場。改名前の「欅坂46」としての出演回数に並んだ。実は、グループにとって実は“初めて”のことがある。NHKホールでの有観客での紅白だ。 初出場の20年は新型コロナウイルスの影響で、無観客。21年はNHKホールの改修工事のため、東京・有楽町の東京国際フォーラムがメーン会場だった。22年は選出漏れ。2年ぶりに出演した昨年の紅白は、メーンホールではなく、ファンを入れてのサブステージが舞台だった。 4回目にして、NHKホールで観客を前にパフォーマンスする初めての紅白に、松田は「あらためてステージに立ってみると、より緊張感があったんですけど、こうして櫻坂としてNHKホールのステージでパフォーマンスをするのもとても久しぶりで、かつ、お客さんが入っているのも初めてなので、わくわくと楽しみがある」と目を輝かせた。その上で「ちゃんと櫻坂らしく、全力で私たちにできるパフォーマンスを届けていきたい」と意気込んでいた。