【天皇杯】ポスト毎熊に20歳阪田澪哉が名乗り、右サイドバックながら2年連続大会初戦ゴール
<天皇杯:C大阪3-1ジェイリース>◇2回戦◇12日◇ヨドコウ 7大会ぶりの優勝を狙うセレッソ大阪が、MF阪田澪哉(20)らの3ゴールで初戦を突破した。 日本代表で実績のあるDF毎熊晟矢(26)が今夏、オランダ1部AZへの完全移籍が決定的となり、その右サイドバック(SB)で先発した2年目の阪田が、すぐに結果を出した。 1-0で迎えた前半14分、MFクルークスがスルーパスを出し、右SBながらゴール前に進入していた阪田が、左足で鮮やかにシュートを決めた。攻撃的MF(FW)との二刀流で育成されており、優れた得点感覚がにじみ出た場面。「ポスト毎熊」に堂々と名乗りを上げた。 「点を取るのは好きなので、どのポジションでも常に取るイメージはしている」と喜んだ背番号17は、新人だった昨年も天皇杯初戦でプロ初ゴール。2年連続の得点に「Jリーグで決められる選手に、いずれなっていきたい。結果を残すのは(小菊)監督へのアピールになるし、メンバー入りにつながると思う」と胸を張った。 阪田は東山(京都)で全国高校選手権に2年連続出場。2年時はMF松木玖生らを中心に優勝した青森山田に敗れてベスト8、3年時は決勝で岡山学芸館に1-3で敗れて準優勝。当時から将来有望なアタッカー、ストライカとして注目されていた。 C大阪に入団1年目の23年はリーグ戦で4試合に出場も、今季はルヴァン杯の3試合にとどまっていた。このアピールで今後のリーグ戦に、大きく絡んでいきそうだ。 ◆C大阪小菊監督(阪田の活躍に)「どのポジションでも自分の成長のために謙虚に努力し、その成果が今日のパフォーマンスとして発揮できた。非常にうれしく思います」