英小売店頭価格、11月は0.6%下落 下げ止まりの兆し=業界団体
[ロンドン 26日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が26日発表した調査結果によると、11月の国内小売店の店頭価格は下落ペースが鈍化した。消費者の購買力に新たに圧力がかかる可能性が示唆された。 11月の店頭価格は前年同月比0.6%下落し、前月の0.8%から下落率が縮小した。 店頭価格の上昇率は2023年5月から今年7月にかけて鈍化し、その後はマイナスとなっている。 BRCのヘレン・ディッキンソン最高責任者は「強い物価上昇圧力が迫る中、11月の数字は物価下落の終焉を示唆している可能性がある」と述べた。 英国立統計局(ONS)が20日発表した10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.3%と加速し、主に家庭向けエネルギー価格の上昇を反映した。