50代ミニマリストに学ぶ! 暮らし&気持ちが整う「1日1捨て」って?
“片づけ下手さん”を救う「1日1捨て」の効果を、アラフィー世代のみしぇるさんが解説! メンタル安定や時間の確保にもつながる「捨てる」行動、参考にしてみて!
■心や思考が整理され、メンタルが落ち着く 「整然としたお寺の本堂に身を置くと、心が落ち着きませんか? 雑念とモノの量は比例するといわれていますが、そのとおりだと思います」と、みしぇるさん。視界に雑多なモノが入ってくると気になって、頭や心が煩わされることに。逆に、必要なモノや好きなモノだけに囲まれていれば、気持ちが落ち着き、思考が整理されやすく。
■片づけ&掃除が簡単になり、時間に余裕ができる 「掃除の際、しまいきれないモノが床にたくさん置いてあれば、それをどかすことから始めないといけません。その点、モノが少なければ、さっと掃除ができ、家事の時短に。何がどこにあるかも把握しやすくなるので、探しものに費やす時間も少なくなるはず。時間に余裕が生まれ、ストレスも軽減されるなど、いいことずくめですよ」
■今後どう生きたいか、なりたい自分が見えてくる 不要なモノを処分すると、身のまわりに残るのは、今の自分に必要なモノ、好きなモノ、大切なモノだけになる。すると、雑多なモノに囲まれているときには気づかなかった本来の自分や理想の生き方が見えてくるように。「気分よく過ごせるからか、何事にもポジティブになり、行動力も増します。私は、理想の人生に近づいたと実感しています」。
■さりげなく、「終活」につなげられる 家の中に大量のモノがあると、必要か否かの判断からゴミとして捨てる作業まで、かなりの時間と手間を要する可能性が大。時には、大金を投じて業者に処分を依頼しないといけないケースも。「体力も気力もある今のうちに不要なモノを少しずつ片づけておけば、いずれ本格的に終活しなければならないときの負担も軽くなると思います」。
●みしぇるさん 山形県の禅寺で生まれ育ち、24歳でアメリカ人と国際結婚。現在、17歳、15歳、12歳の子供をもつエクラ世代。著書に『1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす』など。ブログ『「いい気分」のある暮らし』も好評。 取材・原文/村上早苗 イラストレーション/二階堂ちはる ※エクラ2024年2・3月合併号