40代・50代の服選び「年相応」より大事なポイント 「古くさくてアカ抜けない」から脱出するには
だから年相応は不要だけど、時代相応は必要! 年齢という物差しで着るものを狭めてしまうのではなく、今の時代に少しだけ敏感になり、部分的にでもトレンドをとり入れてみましょう。 “昔も今も私は私、変わらない”というマインドではなく、年齢とともに日々更新し進化する私でいよう! と思うこと。洋服やメイク、髪型に自分の思い込みという壁をつくるのではなく、壁をなくすこと。そうすることであなたも知らなかった新しい自分に出会えるはずです。
■“おばさんコドモ”脱出のカギは「丈」にあり おしゃれに重要なのは丈。 たとえばスカート。昔から好きだからといって頑なにひざ下丈スカートをはいてる人、それはもう終わりにしましょう。 年齢とともにヒールの靴もはくのがつらくなってきて、ひざ下丈スカートにぺたんこ靴という究極に相性が悪いコンビになると手がつけられない。 今のトレンドはロングorミニ。若いころに好きだったテイストやアイテムをなかったことにして! とは言わないけど、全部時が止まったままだと古くさくてアカ抜けない“おばさんコドモ”ができ上がってしまう。
だから丈には今っぽさを入れて。さすがにミニをはいてとは言わないから、足首までのロング丈にしてシンプルな白スニーカーを合わせるだけですべて解決です。 ■45歳以上のデニム問題どうする? デニムは3~5年で更新しましょう。 もしそれより前に買ったデニムをまだはいている人は、なんだか古い人に見えちゃってます。数年前に流行ったロールアップも卒業して。 それ、もう終わってます。同じくスキニーもサヨナラを。
今着るならワイドかセミフレアの2択。センタープレスが入ったキレイめに見えるデザインなら、なお良し! ラフなTシャツを合わせても、ちゃんと大人カジュアルに見せてくれるから。 そしてデニムはケチらないで。ある程度高いもので計算し尽くされた立体的デザインのほうが、たるんだおしりをどうにかしてくれます。年をとればとるほど難易度が高くなるデニムも、やっぱりあると便利だからこれで攻略。
冨永 彩心 :ブランディングスタイリスト