バターの追加輸入は行わず。生産量の増加見込みで
農林水産省は25日、バターの生産量が増加し、供給が需要を上回る見込みとなっていることから、バターのさらなる追加輸入は行わない、と発表した。 同省によると、最近の生乳生産は増える傾向にあり、平成27年度のバターの生産量は昨年度に比べて増加。また、年末の需要期に向けて、主要な乳業メーカーが特に10月から12月にかけ、バターの供給量を増やす計画だという。 一方で、今年1月と5月に輸入を決定した1万2800トンのバターが10月末までに順次輸入され、売り渡される見通し。特に、規模の小さい洋菓子店などが利用する小物バター(1~5kgに包装された冷凍バター)2000トンについては、輸入され次第、速やかに需要者に売り渡すよう指導するという。