阪神の球児がクローザー宣言。矢野監督の決断に注目やね【岡田彰布のそらそうよ】
ピンチで三振が取れる。それが球児の若いころやった
オレの監督人生の中でも思い入れの強い選手よ、球児は。39歳でも十分クローザーで頑張れる力はあるよ/写真=前島進
プロ野球はキャンプイン間近。いよいよ球春到来……といった空気が流れてきた。すでに自主トレで、ほとんどの選手は動き始めている。昔のようにキャンプからスタートというのではない。2月1日からでも実戦練習ができるように体づくりができている。だから、首脳陣も動きをチェックする。オフの間、どんな生活を送ってきたか。体は正直だ。見れば分かる。それは意気込みの証し。監督やコーチは、これを見るのが楽しみで仕方ない。 オレも今年、いつものように沖縄の阪神キャンプを中心に、チェックすることになる。デイリースポーツの仕事でのキャンプ取材。阪神だけでなく、沖縄でキャンプを張るチームをジックリと追っていくので、そのレポートをこの先、楽しみにしておいてください。 さて、ここにきて話題になっているのが球児の動向である。球児とは阪神の藤川球児のこと。もう長い付き合いだし、あえて球児と呼ばせてもらうが、彼は今シーズン、またクローザーを目指すというのだ。果たして、このベテランがクローザーとして輝きを取り戻すことができるのかどうか。これを今週のテーマにしたいと思う。 振り返ってみれば・・・
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週刊ベースボール