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これまでに111人の死亡が確認されたハワイ・マウイ島の山火事の対応をめぐり、火災時にサイレンが鳴らなかったことに批判が出る中、マウイ島の防災当局の担当者が辞任しました。 ハワイ・マウイ郡は17日、SNSで、マウイ島の防災当局の担当者が辞表を提出したと発表しました。「健康上の理由」としていますが、マウイ島の山火事をめぐっては避難を促すためのサイレンが鳴らなかったことで人々が逃げ遅れ、被害拡大につながったとの批判も出ています。 この担当者は16日、サイレンは津波用であり「もしサイレンを鳴らしていたら、人々は山側に逃げていたかもしれない」と述べた上で、サイレンを鳴らさなかったことは「後悔していない」として、対応は間違っていないとの認識を示していました。 マウイ郡の市長は辞表を受理したと発表し、直面している事態の深刻さを考え、できるだけ早く後任を決めて公表したいとしています。 マウイ島の山火事は、これまでに111人の死亡が確認されていて、過去100年のアメリカの山火事で最悪の被害が出ています。