資産4500万円の51歳「人生で最も後悔した800万円の買い物」…失敗を生かしたマネープラン
長年、憧れていたものを思い切って買ってみたけど、「こんなことにお金を使うんじゃなかった…」と後悔した経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。 【貯蓄のグラフ】50歳代の資産は平均でどれぐらい?単身世帯と二人以上世帯で比較 とはいえ、欲しいものを買わずにいれば、それはそれで未練が残ります。 たとえ後悔しても、憧れているものを一旦手に入れてみなければ分からないこともあります。 今回は、誰にでも経験があるであろう「人生で後悔した買い物の体験談」を、インタビュー形式でお届けします。 もうすぐ年末です。年の瀬に向けてマネープランを振り返るきっかけにしてみてください。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
人生で後悔した買い物についてお話くださったのは東京都在住のトモヤさん
東京都に住むトモヤさん(51歳・仮名)に、「人生で後悔した買い物」をお聞きしたところ、「ドイツ製の高級外車」とのことでした。 しかし、大きな買い物で後悔した経験は、その後の生き方の学びになったそうです。 トモヤさんの年収は900万円ですが、現時点での金融資産は現預金800万円、投資信託や国内株式3700万円。 順調に推移しているそうです。 トモヤさんが経験した買い物での後悔と学びとは、どんなものなのでしょうか。
憧れの高級車を手に入れたが「つまらない故障」が多く、激しく後悔
――トモヤさんが今までの人生の中で「一番後悔した買い物」と、その理由を教えてください。 トモヤさん: 一番後悔した買い物は、40歳代のときに800万円で購入した「ドイツ製の高級外車」です。 新車にもかかわらず、とにかくつまらない故障が多い…。 急に動かなくなるということはありませんが、窓が閉じなくなったり、エラー表示が消えなくなったり。 それまでは国産車しか乗ったことが無かった私にとっては「また、故障? !」という感じです。 修理費もバカになりませんし、ディーラーにしょっちゅう行く時間ももったいない。 すべてが煩わしくなり、結局、手放すことにしました。 高かった買い物だっただけに、後悔しました。 ――車を手放されて、数年経過していると思いますが「後悔の気持ち」が生々しいですね。 やはり「800万円も払って、失敗だった…」というのは痛いですものね。 ところで、買い物で大きな失敗をしてしまった原因は何だったと思われますか? トモヤさん: ドイツ製の高級外車は、もともと憧れでした。 そうはいっても、私にとっての車は、移動の道具。 車そのものに価値を見出し、カタチの美しさが好きとか、走りのしなやかさにテンションが上がるとかというタイプではないです。 購入前に、外車ってどんなものかも特に調べていませんでした。 年収が徐々に上がってきたこともあり「買えるかな」と思ったタイミングに購入しました。 振り返れば「見栄」が勝っていたように思います。