公式会見は10分間に制限。異例の対応となった

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前（15日）◇バルハラGC（ケンタッキー州）◇7609yd（パー71） 【画像】新シャフトをテストする松山英樹 離婚申請が報じられたロリー・マキロイ（北アイルランド）が、開幕前日の公式会見に出席した。当地バルハラGCで行われた2014年大会のチャンピオンであり、前週「ウェルズファーゴ選手権」の優勝者。元より注目度の高かった世界ランキング2位に前日の離婚報道が重なったことで、会見場のテント内は記者とカメラマンでごった返した。

会見場は記者でごった返した

会見時間は10分間に制限。前日に「プライベートな質問はNG」との通知が出され、会見直前にも「昨日も伝えましたがプライベートな質問はお控えください」と二度にわたる“釘差し”があった。そのためか、報道陣の質問は大会に関するものに集中した。 それでも途中、ある記者の質問が際どいところをつく。「（14年の優勝から）かなりの年月が経ちましたが、あなたの個人的な精神状態はどのぐらいですか？」と、別の含みを感じさせるような問いかけ。マキロイは一瞬、答えづらそうにした後に、「今週戦う準備はできているよ」と口数少なめに答えた。質問した記者にとっては、おそらく期待したコメントではなかったかもしれない。

少し白髪が混じってきた？

結局、会見はわずか9分間で打ち切られ、離婚に直接言及するような質問はゼロ。マキロイは足早に会見場を去っていった。キャップからのぞく頭髪に、白髪が増えたように見えたのは気のせいだろうか。（ケンタッキー州ルイビル／服部謙二郎）