淡路島で自主トレ公開の阪神・近本光司と村上頌樹 大盛況の地元に「本当にうれしい」
【球界ここだけの話】阪神の近本光司外野手（30）と村上頌樹投手（26）が昨年12月27日、28日の2日間にわたり、地元の淡路島で自主トレを公開した。両日合わせて約2500人が集まる大盛況に、近本が喜びを口にした。 【写真】自主トレを公開後、たまねぎを手に撮影に応じる近本光司と村上頌樹 「例年以上に人が淡路島に来てくださって、それだけで本当にうれしい。僕も貢献できることはないかな、と思っていたので、それが実現できた」 午後からの約2時間のトレーニングにとどまらず、午前中は有料で事前に応募して当選したファンら各500人を対象にトークショーを開催。練習後には簡単なトレーニングで集まった子供たちと交流するなど、触れ合いの機会がたっぷり設けられた。メディア公開された28日には、近本が行っているラジオ配信の公開収録を実施。会場では自身が年始に自主トレを行う沖永良部島の名産や、近本の「名言タオル」などが販売されるなど、自主トレ公開の枠を超えた一大イベントとなった。 両選手は一昨年も年末に淡路島で自主トレを公開してきたが、昨年は近本が同春に離島支援のために設立した一般社団法人「LINK UP」が主催。協力者が増えて故郷で規模感のある自主トレ公開ができたことに近本は「周りの人のサポートを受け、力を借りながら届けたい人にしっかり届けることが大事。しっかり続けられるように僕も頑張りたい」と語った。現役のうちから社会課題に対する洞察とアクションを深め、ファンと関わる中で新たにモチベーションも得ている。 「ファンの人と触れ合う機会って本当に少ないので、淡路島とかファンの人に貢献するのもそうだけど、僕もすごい力になっている」 地元で力をたくわえた2人が、来季もチームの中心で活躍するべく準備を進めていく。 （邨田直人）
