巨人D1位・石塚裕惺が〝坂本勇人2世〟の決意 「いずれは2000安打を。簡単な道でないことは重々承知ですが」
窓ガラス越しに見える本拠地を横目に〝坂本ロード〟の決意を示した。巨人からドラフト1位指名された埼玉・花咲徳栄高の石塚裕惺(ゆうせい)内野手(18)が17日、東京・文京区の東京ドームホテルで入団交渉に臨み、契約金8500万円プラス出来高払い2000万円、年俸1200万円で合意。背番号は「23」に決定した。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 「1軍の試合に一日でも早く出て初安打を記録したい。(球団から)坂本勇人2世になることを期待していると言っていただいた。そこを目指したい」 182センチ、84キロと恵まれた体格を持ち、高校通算26本塁打を誇る右打ちの遊撃手。球団の高卒野手では坂本、岡本和、浅野らが1年目でプロ初安打をマークしており「自分もそうした先輩に並べるように。(初安打は)泥臭くじゃないけど、どういう形でもいい」と、大観衆の前でHランプがともる瞬間を待ち望む。 活躍の道筋は見えている。「小さい頃からの憧れだった」と尊敬する坂本は2年目で144試合に出場してレギュラーの座をつかみ、2020年には通算2000安打を達成。「いずれは2000安打を打ちたい。簡単な道でないことは重々承知ですが、1年目に初安打を記録してそこから昇っていけるように」。巨人の顔、球界を代表する選手を目指す第一歩を踏み出した。(原田優介)