ランチア新型「イプシロン」欧州で注文開始! EVに加え48Vハイブリッドも用意する高級コンパクトカーの“気になる価格”とは
ハイブリッド版は2万4900ユーロ(約420万円)から
ステランティスの伊ブランド、ランチア(LANCIA)は2024年4月30日、同年2月に世界初公開されたコンパクトカー新型「イプシロン(Ypsilon)」の注文をイタリア国内で開始しました。 【画像】イタリアの“小さな高級車” ランチア新型「イプシロン」を写真で見る(40枚以上) ディーラーでの納車は同年6月初旬を予定しています。
イプシロンはランチアのコンパクトカーで、初代は1994年に登場。2002年にはフルモデルチェンジされ2代目に進化、3代目は2011年3月のジュネーブモーターショーで世界初公開されています。 3代目のイプシロンは、従来の3ドアハッチバックから5ドアに変更。日本では2012年11月に、当時のフィアット・クライスラージャパンからクライスラーブランド「クライスラー・イプシロン」として発売されましたが、2014年には販売が終了しています。 今回注文が開始された新型イプシロンは、4代目モデルです。全長4080mm×全幅1760mm×全高1440mmというボディサイズのBセグメント・コンパクトハッチバックです。 2024年2月の世界初公開では、ブランド初のBEV(電気自動車)として登場しました。156馬力・260Nmを発生するモーターを搭載、組み合わされるリチウムイオンバッテリー容量は51kWhで、WLTPモードで最大403kmの航続距離を誇ります。この航続距離はプレミアムBセグメントではクラス最高となります。 このEVに加え、ハイブリッドバージョンも用意。100馬力を発生する1.2リッター直列3気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、トランスミッションは6速e-DCTを設定。最高速度190㎞/h、0-100㎞/h加速9.3秒というパフォーマンスを発揮します。 イタリア市場での新型イプシロンの車両価格は、ハイブリッドバージョンが2万4900ユーロ(日本円で419万円)から、EVバージョンが3万4900ユーロ(約587万円。EV補助金は含まず)からとなっています。