妊婦に必要なビタミン「葉酸」がキャベツの2.4倍の野菜 「ディノケール」を福井市が125人の妊婦に配布【福井】
福井テレビ
妊婦に必要な栄養素が多く含まれる葉キャベツの一種「ディノケール」の特産化を進める福井市は18日、妊婦たちに収穫したばかりのディノケールをプレゼントしました。 福井市はディノケールの特産化を目指して2016年から栽培を始め、市内の畑約15アールで育てています。 このディノケールは栄養価が高く、妊婦に摂取が勧められているビタミンの1種「葉酸」がキャベツの約2.4倍含まれているということです。 市は18日、出産の流れや育児について学ぶプレママ教室に参加した妊婦25人に、10月下旬に市内で採れたばかりのディノケールを配りました。 妊婦たちは「すごくありがたいし、地元の野菜なので美味しくいただきたい」「葉酸のサプリを1日1粒飲んでいるが、食べ物でも摂れたらとてもいい」「実際に食べてみて、健康な赤ちゃんを産めるよう頑張る」などと話していました。 市は11月から2025年3月までのプレママ教室に参加する妊婦125人にディノケールを配ります。 ディノケールはイタリア野菜で葉キャベツの一種「カーボロネロ」のことで、葉の凹凸が恐竜の皮膚に似ていることから名付けられました。砂地や水田でも栽培ができ、寒さに強いことから福井の気候に適しているということです。
福井テレビ