海外メディアが大坂なおみの全豪ベスト16を絶賛「雷サーブ」「謙虚だ」
バーディは、試合後、「今夜の試合ではミスをたくさんしたとは思っていない。なおみがあのようなプレーをすれば、他のたくさんの選手にも勝てると思う」と、大坂のプレーを称えている。 USAトゥデイは、「大坂なおみが豪州選手に勝利後、地元ファンの前で喜び、そして謙虚な姿勢を示した」と、地元の敗者を称え、ファンを気遣ったことで、会場を埋めた観衆から喝采を受けた勝利後のインタビューの様子を伝えている。 大坂の略歴についても「大会ノーシードの大坂は日本出身だが米国で育った。彼女はフロリダに住んでいることを陽気に語り、彼女の父親がハイチ人であることも大声で伝えた。二重国籍を持ち日本選手としてプレーしている」と紹介している。 テニス専門サイトのTennis.comは、「大坂なおみ、メルボルンでのアシュリー・バーディのパーティーに終わりを告げた」とのゴロを合わせた見出しで記事を発信した。 「大坂はバーディから体力を奪っていった。彼女がテニス界に現れたときに注目を集めた強打以上の成熟さを披露した。ボールを強く打とうと考えると、ライン際の厳しい場所を狙うことは難しくなる。だが、この日の大坂は、無理せずに攻撃的なショットを安全な場所に放っていた」と、全豪ダブルスで優勝経験のあるポール・アナコーン氏の解説を元に勝因を分析した。 ベスト8進出をかける4回戦の相手は、世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(26、ルーマニア)。大坂は臆することなく「優勝するつもりだから、ここで止まりたくない」と、番狂わせを起こす強い決意を口にしている。同サイトは、「ハレプがローレン・デービスを制すためにエネルギーを費やし、一方の大坂はバーディに圧勝したこともあり、この試合は大変注目が集まるはずだ」と予想した。 大坂は1時間13分で勝負を決めたが、ハレプの3回戦は3時間45分の消耗戦だったこともあり、その影響が出るのではないか、という見方をしている。