56歳年収680万円会社員の夫が青ざめた…家族の絆を引き裂いた「母の遺言」の「ヤバすぎる内容」
遺言書は、残された家族で遺産で揉めないためにも重要なものです。遺言書を遺さなかったために、遺族が骨肉の争いを繰り広げることになってしまった例は枚挙にいとまがありません。 【マンガ】5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からの突然の“お知らせ” しかし、その遺言書がかえって争いの火種となってしまう場合もあります。ここでは、佐藤洋子さん(48歳・専業主婦)の事例から、<【前編】48歳専業主婦が絶句…「遺言」で義母に裏切られ、「450万円」を失った「ヤバすぎるワケ」>に引き続き、火種となりうる遺言書について学んでいきましょう。
遺言書に納得がいかない洋子さん
義母の生前、夫の義実家に月6万円の仕送りを続けてきた洋子さんと幸助さん(56歳)の夫婦。義母はそれから6年と少し後に亡くなり、仕送りの総額は約「450万円」になりました。 生前、仕送りで貰った金は「自分が死んだら家を売って返す」といってた義母の恵子さん。しかし、恵子さんの死後に開いた遺言書には、「家は全て久美に相続する。幸助には、家以外の資産すべてを相続する」という主旨の内容が記されていました。 長く介護をしてくれていた久美さんへの感謝の気持ちもあり、つい幸助さん夫妻を裏切るような遺言書を書いてしまったのでしょう。 義母の恵子さんは、生前はお人好しな人柄で知られていましたが、そのお人好しなところがこのような形で表れてしまったことに、洋子さんは愕然としました。しかし、亡くなった人に何を言ってももう始まりません。 遺言書に納得がいかない、と夫の幸助さんに詰め寄る洋子さんですが、介護をしてくれていた義妹に負い目もある幸助さんは、あいまいな返事ばかりで、これ以上お金の追及をするつもりはないようです。無職で生活費にも困っている義妹の久美さんも、家を売ってまでお金を返してくれる気配はありません。 しかし、家計を預かる洋子さんは老後資金への不安もあり、「450万円」もの大金をみすみす捨てるわけにはいきませんでした。そこで、洋子さんは念のため、弁護士に相談してみることにします。