筆に託す平和の願い 松本美須々ケ丘高校書道部
国連が定める国際平和デーの21日、世界の平和を願い、松本美須々ケ丘高校書道部が長野県松本市美須々の県護国神社でメッセージを揮毫した。1、2年生11人が心を込めて筆を動かし、「泰平」と大きな文字を中央に記し、両脇に平和を願う言葉を連ねた。 縦3メートル、横5メートルの紙に、鑑賞者が世界を連想できるように地球の絵を背景に描いた。平和の「平」が使われているとして、泰平という文字を選択した。 部員たちには平和について考える機会にもなった。書道部の部長で2年生の楢原唯夏さんは「(この揮毫が)戦争の歴史を風化させないことにつながればうれしい」と願った。 催しは名古屋市の任意団体「和プロジェクトTAISHI(タイシ)」が企画。能登半島地震などの被災地復興の願いも込めて、全国各地で高校書道部や書道家がメッセージを書いた。
市民タイムス