プロ野球・ドラフト 田中投手らの会見(全文)ソフトバンク一巡目指名
プロ野球のドラフト会議が20日午後5時から東京都内のホテルで行われた。最速156キロで大学生ナンバーワン右腕とも言われる田中正義投手(創価大)には、ロッテのほか、広島や巨人が1位指名すると報じられていた。 【中継録画】ドラフト会議 156キロ右腕田中正義はどの球団に? 創価大では田中投手らがドラフト会議の模様を見守るパブリックビューイングが行われ、プロ指名を受け、記者会見が行われた。
ソフトバンクホークスが1巡目指名
司会:それでは、お待たせいたしました。福岡ソフトバンクホークスより1巡目指名を受けました、田中正義投手のこれより記者会見を行いたいと思います。初めに代表質問をTBSさまからよろしくお願いをいたします。 TBS:少々お待ちください。まずは田中投手、指名、おめでとうございます。 田中:ありがとうございます。 TBS:今のお気持ち、聞かせてください。 田中:思ったより緊張したんですけど、無事決まって良かったです。 TBS:ドラフト指名が始まって、7チーム目のロッテで初めて名前を呼ばれました。そのあと、ソフトバンク、巨人、日本ハム、広島と5球団、名前呼ばれましたが、表情がまったく変わりませんでした。どんなお気持ちで聞いてらっしゃいましたか。 田中:なるべく変えないようにしました。 TBS:会場に集まった、この大学の同じ学生たちのほうが一喜一憂してるような、そんな雰囲気がありましたが、その中でも冷静でしたか。 田中:はい。喜んでいただいて良かったです。 TBS:その中で5球団による競合となりました。工藤監督が交渉権獲得、その瞬間を見たときにはどんな思いが込み上げましたか。 田中:いや、本当に行きたかった球団の1つでもありますので、本当に素直にうれしかったですね。 TBS:工藤監督からは日本を代表するピッチャーを目指して欲しいというエールがありました。その言葉にはどう応えたいですか。 田中:自分も同じ気持ちなので、必死に努力していきたいと思います。 TBS:さらに、即戦力、開幕投手という言葉も出てきましたが、それについてはご自身、今、どう受け止めていますか。 田中:少しハードルが高いなと思いますけど、それ目指して、今日からまた頑張っていきたいと思います。 TBS:今日というこの運命の日、朝から少し振り返って、どんな気持ちでこの瞬間までたどり着きましたか。 田中:そうですね。朝はいつもどおり、練習して過ごせたので、直前になって緊張して、まあ、でも良かったです。はい。 TBS:これでいよいよ、プロの一歩を踏み出すということになります。まずはソフトバンク、パ・リーグというマウンドになりますが、プロで対戦したいバッター、ピッチャー、今、思い浮かぶ選手というのはいますか。 田中:本当にパ・リーグのバッターはすごくいいバッターが多いなっていう印象が強いので、それを上回る投球をできたらなと思います。 TBS:田中投手はいわゆる、大谷、藤浪世代と言われています。大谷翔平投手とは翔平、そしてジャスティスと呼び合う間柄だというふうに伺いました。ファンからすると大谷投手との投げ合い、そして打席での対戦というのも待ち焦がれているものだと思いますが、ご本人、どうですか。 田中:いや、なかなか大谷くんとは比較されるような選手ではないな、とは自分では思ってるんですけど、そうですね、同じ舞台に対決できるところまで自分が成長できたらな、と思います。 TBS:まだ今指名を受けたばかりだと思いますので、1つの目標というのは、言うのは難しいかもしれませんが、どんなプロ野球選手、目指していきたいですか。 田中:そうですね。田中が先発だから球場行こうよ、というふうに言ってもらえるような魅力の多い投手になりたいと思ってます。 TBS:それでは、最後に会場に集まってくださいました、同級生もお友達もたくさんいると思います。何かメッセージがあればお願いします。 田中:そうですね。本当に、こんなに多くのお客さんが集まってくれると。 岸:お客さん。お客さんじゃない。 田中:すいません。ちょっと緊張してます。本当にこんな大勢の方に喜んでいただくことができて、本当に自分もうれしいです。ぜひ応援よろしくお願いします。 TBS:それでは、代表質問、TBS、伊藤でございました。各社の皆さま、お願いいたします。 司会:それでは、挙手をよろしくお願いいたします。報道関係の皆さま、よろしいでしょうか。はい。