【皐月賞】前走ホープフルS勝ち馬は文句なしの主役 レガレイラが76年ぶりの快挙へ視界良好
勢力図は皐月賞後に
最近のクラシックは前哨戦での激突が減ったせいか、皐月賞が終わってはじめて力関係が見えてくることが多くなった。 【桜花賞2024 推奨馬】前走タイムは三冠牝馬を上回る、連対率100%データにも該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 皐月賞から三強対決と騒がれたのはいつが最後だろうか。1~3番人気で決まったのは2013年が最後。この年はロゴタイプ、エピファネイア、コディーノで決まり、人気順通り。ただこの年は三強ではなく、4番人気4着カミノタサハラを含めた4頭が単勝オッズ一桁台で、いわゆる四強の年だった。4着まで順番通りに決まったが、ダービーでは皐月賞1~3着馬が5、2、9着で、京都新聞杯を勝ったキズナが栄光をつかんだ。ダービーまで三強、四強が崩れないという世代はいつまでさかのぼるだろうか。 今年、皐月賞直前のレースを勝ったのは登録馬20頭のうち9頭。トライアル勝ち馬はスプリングSを勝ったシックスペンス以外はみな進んだ。このなかから三強を絞れるか。いや、絞ってはいけないような気もする。おそらく今年も皐月賞終了後に勢力図を描くことになるだろう。データは過去10年分を使用する。 1番人気【2-1-3-4】勝率20.0%、複勝率60.0%は近年の混戦模様を物語る数字だ。1番人気は2勝止まり。皐月賞の人気はちょっとアテにしづらい。2番人気【3-1-0-6】勝率30.0%、複勝率40.0%のほかは9番人気【1-1-0-8】勝率10.0%、複勝率20.0%まで横並びで、伏兵の台頭も十分ある。最近は大穴激走のシーンこそ減ったものの、馬券妙味はたっぷり。皐月賞は馬券センスを問われるイメージだ。 キャリアの傾向をみると、2戦【1-1-0-7】勝率11.1%、複勝率22.2%から5戦【2-3-1-31】勝率5.4%、複勝率16.2%にかけてきれいに勝率が下がっていく。やはり最少キャリアで皐月賞出走に必要な賞金や権利を獲得した才能は侮れない。回り道をしても1度ぐらいまで。2度、3度と壁にぶち当たるようでは、皐月賞は勝負にならない。