未来のモビリティは見つかった? 横浜で開催された「YOXO FESTIVAL(よくぞフェスティバル)」はユニークな未来技術を体験できる場所でした
中国製EVで低速モビリティの世界を
同じく「フードとモビリティエリア」に出展しているActive sevは、中国製の小型モビリティ「e-mo」を持ち込んだ。この会場に持ち込まれた2台は第一種原動機付き自転車(ミニカー)としての登録である(本来は3人乗りで設計された車両だが1人乗りとなる)。 ピュアEVと発電機搭載のRXモデルだが、車両サイズは全長2300mm×全幅1090mm×全高1645mm(RXは全長2490mm×全幅1080mm×全高1520mm)というサイズで、最高速度は40km/h(RXは45km/h)。航続距離40~50kmほどで、家庭用のAC100Vで充電が可能となる。 ここでも、自宅から最寄りの公共交通機関まで、さらに日常の生活圏での移動といったラストワンマイル問題の解決などを考えると、こういった低速モビリティが必要だという認識である。他の交通機関の迷惑にもなりづらい小型車両の有用性を説く。 社会課題の解決を目指して立ち上がるスタートアップ企業のお披露目の機会となるこのイベント。モビリティ領域だけでも実にさまざまな提案が行われていた。キックボードによる事故も報道されることが多いが、早期の低速モビリティ関連のきちんとした法整備に期待したい。そしてマイクロモビリティがうまく日本の社会になじんでいくような未来が実現できたらと切に思う。
青山義明