ふたば未来初4強 3回に7点 打線爆発 夏の悔しさ糧に奮起 秋季高校野球福島県大会 準々決勝(9月25日)
▽準々決勝 ふたば未来8-1磐城(7回コールド) ふたば未来が磐城にコールド勝ちした。ふたば未来は三回1死一、二塁から遠藤の中越え2点二塁打などで7点を先制。七回2死満塁、草野が押し出し四球を選び試合を決めた。磐城は四回、鈴木祥の右前適時打で1点を返したが後続を断たれた。 ふたば未来は三回に一挙7得点と打線が爆発し、コールド勝ちで秋季県大会初の準決勝進出を決めた。中越えの2点二塁打を放った5番遠藤碧志は「仲間の勢いに乗り、強い気持ちで打席に向かえた」と興奮気味に話した。 チームは三回1死一、三塁、菅野稜真のスクイズで1点を先制した。さらに2点を加え、続く一、二塁の好機。磐城の投手交代直後に打順が回った遠藤は1ボールからの直球を捉えた。「思ったより伸びた」打球は中堅手の頭を越え、大きな追加点をもたらした。 今夏の福島大会は2回戦で学法石川に1―6で完敗した。新チーム発足後、主将の草野龍弥ら2年生で話し合い、「勝ちにこだわる」をスローガンに掲げた。夏の悔しさを晴らそうと、日々の練習で一人一人が課題を設定し、技術向上に励んできた。
春秋を通じて初の東北大会まで、あと1勝に迫った。草野は「落ち着いたプレーを心がけ、最後まで気を抜かず戦う」と闘志をみなぎらせた。 ▼磐城・鈴木大生(先発し2回⅓を5失点)二回まではテンポ良く投げられたが、三回は相手の勢いにのまれてしまった。試合をつくれず、仲間に申し訳ない。