開幕1か月の“現役ドラフト組” 阪神・大竹、中日・細川、巨人オコエらがレギュラー奪取 12人中8人が1軍出場
4月を終え、開幕から1か月がたったプロ野球。その中で、開幕から1軍で活躍する現役ドラフト組の選手の存在が目立っています。 【画像】広島の戸根千明投手が古巣の巨人・坂本勇人選手とグータッチで再会 去年のオフ、出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指すことなどを目的に、初めて実施された現役ドラフト。今年はこの現役ドラフトで12人の選手が新天地でプレーすることになりました。 野手陣で大きなインパクトを残しているのは、DeNAから中日に移籍してきた7年目の細川成也選手(24)。 打率.303(66打数20安打)、チームトップの8打点。また2塁打の数はリーグトップの7。最近では3番を任されるなど、中日打線の主軸として起用されています。 そして楽天から巨人に加入した8年目オコエ瑠偉選手(25)の活躍も見逃せません。 巨人のトップバッターとして定着し、すでに昨季の6試合を大きく上回る21試合に出場。打率.256(82打数21安打)、2本塁打、6打点。ここまで外野のレギュラー争いを制しています。 ピッチャーでは、ソフトバンクから阪神に加入した6年目大竹耕太郎投手(27)が最も活躍。 先発ローテーションの座をつかみ取ると、チームトップの3勝。失点はわずかに1で、17回2/3を投げ、防御率も0.51と抜群の成績。阪神にとって欠かせない戦力となっています。 リリーフでは巨人から広島に加入した9年目、戸根千明投手(30)。 開幕から7試合連続無失点を記録するなど好調。すでに昨季と同じ9試合に登板し、1勝3ホールド、防御率2.25。時には回またぎの役割も担うなど、広島にとって貴重な中継ぎ左腕として存在感を見せています。 他にも成田翔投手(ロッテ→ヤクルト)、笠原祥太郎投手(中日→DeNA)、古川侑利投手(日本ハム→ソフトバンク)、大下誠一郎選手(オリックス→ロッテ)が開幕から1か月で1軍出場。 一方で松岡洸希投手(西武→日本ハム)、渡邉大樹選手(ヤクルト→オリックス)、陽川尚将選手(阪神→西武)、正隨優弥選手(広島→楽天)の4人は1軍出場はありません。 現役ドラフト組の12人のうち8人が、今季1軍の選手として起用されていることになります。