“37歳”を迎えた今もラツィオで得点感覚冴え渡る スペイン黄金期を知る点取り屋は「彼はまだあと3年はプレイできる」
今季はEL、セリエAでも結果を出している
先日、アンドレス・イニエスタが現役引退を表明した。これでEURO2008、2010ワールドカップ、EURO2012を制したスペイン黄金期に貢献した現役選手がまた1人少なくなったことになる。 フリーのセルヒオ・ラモス、アメリカのインテル・マイアミに移籍したセルヒオ・ブスケッツ、カタールへ向かったハビ・マルティネスなど欧州以外の地域でプレイを続ける黄金期メンバーもいるが、まだまだ欧州トップリーグで戦う者もいる。 その1人がラツィオFWペドロ・ロドリゲスだ。バルセロナでも黄金期を経験したペドロは、今年7月で37歳を迎えた。ラツィオでは絶対的な主力というわけではないが、途中出場を中心に活躍を続けている。特に今季のスタートは見事で、ヨーロッパリーグではリーグフェーズ第2節のOGCニース戦で1ゴール1アシスト、リーグ戦でも前節のエンポリ戦で途中出場から決勝点を記録。ペドロらしいスペースへの抜け出しから決めた得点で、ゴール上隅へのフィニッシュも見事だった。 スペイン『MARCA』もペドロのパフォーマンスを称えているが、ラツィオを指揮するマルコ・バローニはまだ3年はプレイできると語る。 「彼は並外れた選手だよ。偉大なチャンピオンであり、誰にとっても手本となる選手だ。彼はまだあと3年はプレイできる。それだけ高いレベルにあるよ。あれだけトレーニングする選手は見たことがない」 セビージャでプレイし、今もスペイン代表に選ばれるDFヘスス・ナバス(38)、ビジャレアルDFラウール・アルビオル(39)らもトップレベルでのプレイを続けている大ベテランで、彼らもそれぞれのクラブで重要な役割を担っている。ペドロもまだまだプレイを続けられるはずで、その得点感覚は健在だ。
構成/ザ・ワールド編集部